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解ってもやれないのは・・・

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先日の事でした。「あっ、解った!私が自分の価値観を押し付け過ぎているんだね。」と仰る経営者に出会いました。
気づかれたんだから、これから変わるのかなあ、と思っていると、近くで失笑しているように見える部下が・・・。何だと思いますか。

思わず部下に、「どうしたんですか?」と伺うと、その時には「いいえ」と仰っていたのですが、経営者が席を外された途端、こんな事をおっしゃいました。
「今気づいたように仰るのは、もう10年前からです。
 でも、全然変わりませんよ。(笑)
 なので、また言ってるな、と思っただけです。」

こんな風に言う部下も上司には言わないんですよね。
けれども、失笑した意味は解りました。

お手洗いから戻っていらした経営者に、「今、気づかれてみて、これからどうされるんですか。」と伺ってみると、
経営者「あははは。変わらないよ。また押し付けてしまったと思うことは良くあるけれど、気づくのが遅いから、結局は変わらない。」
私   「変わらない宣言みたいですね。」
経営者「ああ、そうなのかもね。きっと、変えなくても今まで大丈夫だったから、これからも大丈夫なんだよ。」
私   「そうなんですね。では、なぜ、先ほどのように『あ、押し付けすぎているかも』なんて仰るんですか。」
経営者「心のどこかでは、変えたいんだけど、変えようと思うと凄くストレスだから、ストレスフリーをとっちゃってるんだよ。」
私   「へえ、変えたい思いもあるんですか。」
経営者「あっ、何その言い方!それは変えたいよ、私だって。
     そうすれば、もっと部下が考えてくれるようになると思うんだよね。いつも待てなくて、私が決断しているからね。」
私   「えっ?押し付けているのと、待てないのでは、違うように思いますが。」
経営者「あれ?そうだねえ。きっと待てないんだと思うんだよね。あれ?
     おーいい、◯◯君、俺は、待てなくて、結構言っちゃっているんだよね。違うのかなあ?どう思う?」
◯◯君 「あ、その、えっと、思いついたら仰って、すぐに動けとおっしゃっています。たまに次の日に変わる事があって・・・その・・・。」
経営者「えっ?そうなの?俺、そんな事してる?あれ?確かに思いついたらすぐ動かないと気が済まないからさあ。」
私   「押し付けているのは、すぐに動くことで、答えが出ないとすぐに口にされる。という事ですかね。」
経営者「ちょっとちょっと、冷静に言わないでくれる?それってさあ、俺がコロコロと変えて、すぐにこっち向け、あっち向けって言ってるみたいじゃない。」
私   「そう聴こえました?もしも、そんな上司だったらどうですか?」
経営者「俺なら絶対辞めるね。やる気もなくなるし、考える気もなくなるしね。あっ」
私   「なんですか?」
経営者「まずいわ。こりゃまずいよ」
私   「何ですか?」
経営者「だから、余計言わなくなるんだな。今解ったよ。駄目だな。まじめに取り組まないと、これはまずいわ。」
私   「何を取り組まれるんですか。」
経営者「居ると言いたくなっちゃうから、ちょっと会社に居ない時間を作らないと、部下が育たないじゃないか。これはまずい。」
私   「なるほど。居なければ、言えないですものね。」

こんな話をしていました。
焦ったのは、経営者だけじゃなかったのです。
実は、失笑していた部下も、途中で呼ばれば◯◯君も、表情が真剣になるのが解りました。帰り際に伺ってみると、
「これからは社長のせいにできないですね。自分達で考えていかなければならないし、責任も持たなければならないという事ですよね。結構大変ですね。」と。

結局、経営者だけでなく、部下も含め、お互いに解っていても「できない」ではなくて、「しない」という決断をしていたに過ぎなかったのです。

さて、次にお目にかかる時にどうなっているのでしょうか。
次回お会いできる日が楽しみです。

あなたも、やれば良いと解ってはいるけれど、やらない事ってどんな事がありますか。

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