セルフイメージが私達を支配する?

セルフイメージって影響力が強いですよね。
やったことに対しての不安って沢山あると思いますが、ある組織で研修を行った時に、改めて思いました。

その組織は、「変えたいのに変わらない」「皆、思っている事は同じなのに、変えられない」と口にしながら、その研修にいたりました。
けれども、研修を依頼され、研修といいながらも、ディスカッションメインでその人達に考えてもらう事にして、自分達の組織について、段階を経て考えてもらいました。

すると、有ることが解りました。
どのチームからも出てくる「不安」という感情。

変えた時にどうなるのか。
変える行動をした自分がどう見られるのか。
後々、失敗した時に「あの時に・・・」と言われないだろうか。

やったこともないのに、出てくる沢山の不安。

けれども、「上司が動かないから」「どうせやっても変わらないから」「皆同じ事思っているなら、やればいいだけなのに、私だけじゃ無理」など、飾られる「やれない理由」や「やらない理由」。でも、本当は「不安」なんですよね。
自分のイメージが崩れる事への「不安」が、色んな理由を付けて居るんだなあと。

でも、実際にイメージが崩れるのでしょうか。
その場で、話をしてみてもらいました。
どう見られたいのか。もし行動をしたら、そのイメージは崩れるのでしょうか。

答えは、NO!
と解った瞬間に、「じゃ、これは私がやってみますか。」「時間的にここまでしかできないけど、いいかな。」と、行動を自らしてみようという人が増えていく様子に、見ていた私も興奮しました。

終わってから、今日の一日の感想を聞くと、「色々理由をつけてきたけど、まさか自分が原因だったとは(笑)」「やろうと思ってもできないことって他にもありますが、もしかして同じですかね。」「今日はここで自分のイメージが思ったほど崩れないんだなと言う、ぶっちゃけトークを含めて出来て、凄く有意義でした。これ、研修というより会議ですよね。」など。

感想が敬語ではなかったことにも現れていますが、私から見ていると、まずは「相手の事を知り、自分の事を知ってもらった安心感が、その組織を強くした」という印象がありました。
そんな感想を持った私に、組織のリーダー的存在の方が、「私は今まで結果ばかりを見てきたが、それを作る人に全く興味がなかったんだという事を思い知りました。正直、これからすぐに変われるという自信はないけれど、今日のプロセスは真似てみようと思いますし、もっとその人の抱えている「不安」や「恐怖」にも目を向けてあげたいと思いました。ありがとうございます。」と。

改めて、結果もプロセスも人が作っていくからこそ、人の感情などを生み出しているものにも、言われたくない人も居るでしょうが、見えたものは伝えていく事が私にできることなんだなあという事も感じさせてもらいました。
違和感は伝えるという事も大切なんですよね。

私自身も、今回だけでなく、怖がらずに続けていきたいと思います。自分へのコミットメントも含め、書かせてもらいました。

あなたはどんなセルフイメージを持っていますか。
どんな不安を抱えていますか。
何を恐れていますか。

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