採用で気をつけていること

中小企業の採用で気をつけている事は何ですか?と聞かれる事があります。
私は、体験を通してお伝えしているのは、二つでした。

一つは、どんな人物を採用したいのかを明確にしておくこと。
100%合致する人は少ないかもしれませんが、望んでいる人達がどうしたら興味をもってくれるのかを考えるためには、役に立ちます。

反対に、こういう人だけは採用したくない!という人が明確でも良いかなとも思います。

そして、もう一つは、採用したら辞めて欲しくないので、長く続く人を採用したい時には、「苦労したことのある人」を採用することにしています。
なので、面接の時には、「あなたが今までに一番苦労したなと思うことを話してください。」とお願いをします。
そんな事をお話しをするのですが、経営コンサルタントをされている小山昇氏もメルマガで同じようなことを仰っていました。

“理不尽な思いをしたことがある人”を採用しています。
そういう体験がある人のほうが、いろんなことに耐えられたり、チャレンジができたりするからです。

と。苦労とは違いますが、苦労したり、理不尽な思いを体験している人を採用すると、経験が少なくても頑張ってくれる人が多いです。

学歴や見た目で決めてしまうと、あとから「もう辞めちゃうの?」「やっぱりここでは持て余してしまいましたか。」という事もあるのですが、苦労した事のある人達は、今でも本当に頑張ってくれています。

たまに、採用のお手伝いをして思うのは、採用する側も、最初からパーフェクトな方を求めようとされるのですが、中小企業では、いかに現場で育てるか、だと思います。研修を開いて研修を受けるという事ができる企業ばかりではないので、携わる人も大変ですが、「早く一人前になる」事を求められる採用された方も大変です。
だから、お互いに大変だと乗り越えてくれる人を採用したいですよね。

小山さんが仰るような理不尽な事を乗り越えていらした方は、ある程度の理不尽があっても、それを乗り越えた先もご存知なので、非常に一生懸命仕事をして、認められるように、お客様に喜ばれるように、自分なりの目的を作って進んで下さいます。
正直、皆さんの姿勢から、私が元気をいただくことも多かったです。

だからこそ、採用の際には、気をつける点というのは、少なくても、その二点のみでした。

最近、中小企業の4月採用も最終時期?となり、更に採用について聞かれる事が増えたので、参考になるか解りませんが、語らせていただきました。

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