ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

一人で頑張らない

   

タイトルを書いて、ふと鎌田實先生を思い出しました。「頑張らない」ということを仰っているお医者様ですね。それとは別で、一人で頑張らなくてもいいんじゃないかな。頑張っているあなたに伝えたい。

自分に足りないものを埋めよう。もっとこうなるために頑張らなくちゃ。
向上心があり、素敵な気持ちだなあと思いますが、ふと気付くと頑張りすぎてしまって体調を悪くされる方がいらっしゃいました。
「なぜそんなに頑張るの?」という問いにその人は応えてくれました。「私がやらなければ駄目なんです」
確かにその人の存在は大きい。けれども、本当にそうなの?「一日思い切って休んでみませんか」と提案した1週間後でした。その人からの電話。

「やっと勇気をもって一昨日休んで病院に行ってきました。体は大丈夫だったのですが、今私は複雑な思いです」と仰るんです。話しを伺ってみたらこうでした。
休んだら大変と思っていたのに、私が居なくてもみんなは仕事をしてくれました。連絡が入ると思って携帯電話の電源も入れておいたのに、電話もならず、正直淋しかったです。そう感じた時に分かってしまいました。私が頑張らなくちゃというのは、周囲のためではなく、私の存在価値を守るためだったんです。正直、昨日職場に行ってショックでした。出来ないと思っていた人達が、やってくれていたんです。もちろん教えてない仕事は私の机の上に残っていますから、全てというわけではないですが、私(Aさんとしましょう)が居る意味は何なのかって思っちゃいました。
という事でした。

私「これから本当はどうして行きたかったんですか。」
A「そうですね。本当はもっと会社を支えていきたいと思っていました。でも今日はそんな気分にはなれませんでした」
私「ショックだった様子ですね。」
A「はい」
私「では、その周りの人達と一緒にできることってないですか」
A「・・・・。一緒にですか。・・・・・。
  あれ?チームだと思っていたはずなのに、自分の事ばかり考えていて一緒にできることって視点って・・・」
 (かなりの時間が流れました。3分以上だったと思います。Aさんが口を開きました)
A「ありますね。あります、あります。いっぱいあります。一緒ならできることがいっぱいあります。
  しかも、その仕切りは私がやるしかないですね。私は纏める役割を担えばいいんですね」
そこから、具体的に将来のビジョンを伺いました。それに対してやっていくことも伺いました。どんどんAさんの声が大きく、早口になっていきました。
話しが終わる頃には電話を早く切りたそうでした。今すぐやりたいという思いが伝わってきました。

最後にAさんは伝えてくれました。
「一人じゃ結局頑張る事にばかり意識が向いてしまって、自分の居場所ばかり気になっちゃって、みんなで支えあいながら頑張ろうって発想がどこかに消えていました。一人で頑張るんじゃないんですね。チームや周りの人達みんなで頑張っているんですね。そんな当たり前のことがみえなくなっていました。ありがとう」

私には、「みんなで支えあう」って言ったAさんの力強い声が今でも残っています。一人ひとりは実はライバルなのかもしれません。でも、ライバルもお互いを高めあうために、支えあっているのかもしれない。そんな「個」と「塊」をイメージしました。交わるんですよね。一人で頑張っている人も一人では生きてないものね。たまには近くの人に頼ってみる。そして近くの人に頼られてみる。そんな関係がお互いの存在価値を作っていくのかなと思いました。
一人じゃない。ちょっとそんな事を考えてみました。

あなたの周りにはどんな支えがありますか。

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