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何がきっかけになるのかは先生にだって解らない

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昨日、とある中学校で中学生に向けて、お話させていただく機会がありました。
大人と接する機会が仕事上多いのですが、小学生にはコミュニケーション、中学生にはマナーの時、コミュニケーションの時とテーマは分かれます。高校生になると、進路や就職についてなど、生徒さんに関わる機会もあります。
特に、少ない機会ではあっても、生徒さんと関わる事は、私が大好きな子供達と触れ合える時間でもあるので、非常に刺激的です。
その中での出来事でした。

普段接していらっしゃる先生方は、日々の生活の中で一喜一憂されながら、その時その瞬間も感じ、子供達の将来のために関わっていらっしゃるんだろうなといつも尊敬ばかりです。
私は、そんな所に、少しだけお邪魔する身ですので、一人でも二人でも、何かインパクトとして残るような体験になればと思い、その一瞬にかける情熱は人一倍だと自負しています。

が、そんな中、ゲームを通して、難しいと感じているコミュニケーションを簡単だと感じてもらえる事をしました。

すると、一人の生徒が「もう一回やりたい!」と、大きな声をあげてくれました。
私も彼の言葉を大切にしたくて、彼のリクエストに答えました。その場も凄く楽しい時間と体験を経て、リラックスした雰囲気へと変わりました。

が、実は、その子は普段、そんなに声をあげたり、発言するような子じゃないそうなのです。
けれども、その場で手をあげ、声を出し、最期まで参加してくれました。私以上に嬉しかったのは、先生方だったようなのです。

そのことを伺って、その子にとってどんな体験になったのか、どんなきっかけに繋がっていくのか、今後が楽しみになりましたし、そんな瞬間がこの時にあろうとは、毎日見ている先生であっても、予測はできないという事です。

つまり、「誰かが、この子を何とかしたい」と思ってなるものではなく、「本人がやりたい、参加したい、もっと!」と思うことは、体験の機会を作ることだけで、何がその子にフィットし、何がきっかけになっていくのかは、きっと本人さえも解っていないのかもしれないと思いました。

また、それがきっかけではなく、その場限りの喜怒哀楽に過ぎないかもしれないのに、その後に「あれはきっかけなんだ」と決めつける事で、更に、その子を辛くさせてしまいたくないなとも思いました。

そんな時に、以前関わった、不登校から登校できるようになった女子生徒を思い出します。
私と話をした後に、急に、「学校、行ってみようかな」と何があったのか私にも解りませんが言い出しました。
私は「うん、いいかもね。興味があったら行ってみても。」と軽く返しておきました。(彼女の軽く言ってくれた言葉へのペーシングでした。)

が、次の日、彼女から電話がありました。「やっぱり行かない。絶対行かない。」その声が怒りに満ちて聴こえました。
事情を聞くと、お母さんに「行くなら、早く準備しなさい」「久しぶりだから、お母さんついて行こうか」など言われ、お母さんの連れて行こうという態度が、今まで我慢してきたのよって言っているようで、苦しくなった。という事でした。

「で、行きたいの?本当はどうなの?」と聞くと、ホントは行ってみたい気もすると。

彼女との悪巧みをしました。
お母さんに明日から行ってみるという事を宣言しないで、お母さんが仕事に出かけてから、遅刻でもいいから、のぞきに行ってみない?っと。
私は一緒に行けないから、あとは彼女が決める事。
報告をひたすら待つしかありませんでした。

報告が来たのは、3日後。
今日、行ったよ。との事でした。感想は、面倒だねと言いながら、何だか声が嬉しそうだったので、嬉しそうだね!と話すと、友達が声をかけてくれたんだそうです。当然、嫌な顔をする人も居たようですが、友達が居れば大丈夫かも。と話してくれました。

彼女も、きっかけは自分で作り、自分でその後を決めました。
でも、親や先生なら、きっかけは活かしたくなりますものね。それが、本人には誘導されるように感じてしまい、一時の感情で終わってしまうことも。

昨日の彼が、これからのきっかけになるのか、そのきっかけがいつ芽吹くのか、或いは芽吹かず一過性なのかは解りません。
けれども、いづれにしても、周りが決めた方向にコントロールしようとすればするほど、そうではない方向に行こうとしてしまうのも、コントロールされたくない自我の現れかもしれません。

彼の言動を通して、更に私にも、「誘導にならないように。焦らないように」という言葉がこだまし、これからの言動に活かせそうです。有り難い経験でした。ありがとうございます。

あなたも、ついつい誰かを誘導しようとしていませんか。

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