始めるきっかけは何でもいい

「smilecoachさんは、どうやって社長にまで上りつめたのですか」と男女関係なく聞かれる事が増えてきました。
正直、のぼりつめたという感覚は一つもありません。けれども、見る視点が変わるだけで、こんなに物事の見方や言動が変わるものかと自分でも驚いたのは事実です。
では、なぜ男尊女卑だった経営者に「社長になってくれ」と言われるまでに成長できたのだろうか。

単純で申し訳ないですが、与えられた業務を期待以上にすることだけです。
最初は期待に応えるためなのかもしれませんが、工夫し、周りを巻き込んでいくうちに徐々に変化が現れ、次のテーマを与えられる。
与えられるテーマが次から次に大きく、レベルも高くなっていくのがわかりますが、出来ると思ってお願いされたものは断らず、とにかくやってみることでした。

行動心理学というものと出会って、一段と「始めるきっかけは、強制でも指示でも何でもいい。要はその結果をどう受け止めるかによって、次の動機に繋げられるかだけ」だと思うようになっていました。

ですから、とにかく「目の前の仕事を精一杯工夫もしながらやってみること」だけでした。
精一杯やるって、周りにも「自分も頑張ろう」って思わせる力があるようで、自然に周りの人もつられて頑張ってくれるようになりました。
いくら、「これは◯◯さんが手伝ってくれたお陰です」と上司に報告しても、「そのきっかけを作ったのはsmilecoachさんだろ」と経営者にも言っていただけるようになりました。

こうした日々の地味に見える積み重ねを見てくださっている経営者が、その様子を評価してくださっただけの事です。
経営者としての考え方は、サポートしたい私にとっては興味津々なので、好奇心の赴くままに尋ね、答えて頂き、メモをとり、そのたびに「経営者ってそんな事も考えているんだ、自分ならどう考えるだろうか。」と、日々の中で、考え方は教えられてきたように思います。

日々の業務を真面目にやって、好奇心を人一倍持っている位なら、あなたも同じだと感じるかもしれません。
けれども、本当にそこが原点のように思います。
違いがあるとしたら、頑張っている部分や変化をみていただける機会が、他の方よりも多かったという事はあるかもしれません。それは、自分が成長するためには何が必要かを半年に一度は伺い、その点については改善するように意識して行動していました。
だからこそ、見て頂けるというのもあったのではないでしょうか。

のぼりつめるためにどうするか、って考えている方。
それはもしかしたら、お客様や業務に集中するのではなく、自分を認めてもらうこと、或いは役職ばかりに集中してしまっていませんか。
そうでなかったとしたら?

始めるきっかけなんて、なんだっていい。指示されようが、叱られて条件が厳しくなってもいい。
まずは、目の前の仕事ととことん向き合っていますでしょうか。
もし向き合っているのに、伝わらないとしたら、他の人と同じように頑張っているに過ぎないのかもしれません。比べるのは良くないと言われますが、やはり企業の中では、誰が適任なのか、誰をリーダーにしていくのかの際には、比べるしかありません。

今一度、自分の仕事への姿勢、何を見ているのか、など、根本的な事を振り返ってみませんか。

と、ちょっと経験者めいたことを書いてみましたが、経営者としての自分はまだまだ未熟です。
日々、勉強。日々、目の前の仕事や課題と向き合う場面ばかりです。
逃げた事もあり、逃げたことで得られたのは、信頼関係の断裂のみでした。
だからもう逃げない!向き合う!
今の自分への喝でもあります。
共に前を向いて、目の前の事から逃げずに取り組んでいきましょう。
そして、与えられるテーマがあることは有り難い事です。そのテーマに共に真摯に向き合ってみませんか。

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