360度フィードバックの大切さ

最近、以前の部下と出くわして話した事があります。
その時に、リーダーの影響っては、与えたいように伝える場合もあれば、そうでない場合もあるんだなということです。

相手の受け取り方次第なので、当たり前の事に感じられるかもしれませんが、改めて口にされると違って見えるものですね。

当時の私は、正直、コーチングを学ぶ前で、「こうであるべき」というものに雁字搦めになっていて、「私がスタンダード」と言わないまでも、どこかでそう思っていないと全てが完了していかないほどの業務を抱えていました。
そのことで、部下にキツく当たり、辞めていった部下も居ます。

ですが、その部下はその当時の事をこう語ってくれました。
「smilecoachさんが、必死にやっているのに、それでもまだ満足せず、勉強したり、解らない事は納得行くまで調べたり、聞いたりしている様子を見ていて、自分もまだ出来るはずと思ってガンバレました。今の私は、完全にsmilecoachさんの影響を受けていると思います。」と。

しかも、「どうしたらできるのか」しかない私に、妥協はなかった。強さを感じて、格好良かった。と。

私は、当時の自分の状態を「公害だった」と位置づけていたので、そう思ってくれる部下が居た事に感謝しかありません。

私は、自分の状態を「公害」と位置づけた事で、コミュニケーションの取り方を変えてきたつもりですが、これはまたビックリでした。
「言い方が少し変わっただけで、そんなに変わってないですよね。」と。
こちらは、ショックな反応。。。

でも、そこで「え~」と言わず、「そう?変わってないかあ。」と笑いながら言うと、部下曰く、
「頑張ろうと思わされる影響力は変わらないし、忙しいから声も掛けづらいのは変わらない。ただ、声をかけてくれることは増えたから、まとめて話せるようになったけど、ずっと昼休みは仕事しているのは変わらなかったですよね。」と。

なるほど、仕事に対する姿勢は、どれだけ変えてみても変わらない。忙しくしているのも変わらない。
だから、声掛けづらいと思っていたんだあ。と、新たな発見をさせてもらいました。

学んでから、相談が増えて、私は変わったと豪語していました(笑)が、伝わるものの解釈は、やはり人それぞれなのだなあと。
だからこそ、聞いてみないと解らないものだなと、360度フィードバックの大切さも痛感しました。

一人仕事になっている今も、たまにいただくフィードバックも極力多方面からいただくようにしています。
が、ちょっと最近、フィードバックをいただく大切さを忘れかけていたのかもしれないと思い直した出来事でした。

思い出させてくれてありがとう。
そして、伝わっているつもり・・・ほど、怖いものはないなあと知ったエピソードでした。

あなたは、周りの人から、「どう見えているのか」を定期的に確認していますか。

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