忙しくても心のゆとりは持てる

あなたも時間に関する問題って抱えた事はないですか。「暇すぎる~」「忙しすぎる~」「何やってるんだか解らない時間過ごしてる~」「無駄な時間だあ」などなど。
そして、自分の概念が変わる機会って何度でもあったのではないでしょうか。それに気づくかどうかもありますが、どう活かすかもありますね。

私も多くの言葉に出会ってきました。
父から「将来のために、今何をするかを考えたら、苦しいものも苦しくないぞ」
看護師の勉強しながら勤務していた妹からの「おねえ!暇はあるもんじゃなくて、作るもんでしょ」
友人からの「smilecoachちゃんは、毎日楽しそうだね。今を楽しめる人は、後悔しないよね」
同級生の「今日を先延ばしにする奴は、明日も先延ばしにする。だから今日やることは今日やり切る」
研修で学んだ「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」(今となっては、過去も事実は変わらなくても、捉え方で変えられると感じる)
人の死に関わって「後悔しない日々を過ごそう」と。
などなどです。

その度に、今を見てみたり、先を見てみたり。
けど、時間はいつも「今ここ」の活かし方である気がしていて、「今この時」を大切に過ごすと決めました。

けれど、そうなると欲張りになるもので、製造業の時に、「こうしたらいいのに・・・」と黙ってられなくて言えば、「じゃあやってみたら」と言われ、目一杯なのに新しい仕事が追加されます。
最初の頃は時間を追加して頑張ってみたけれど、疲れてしまうので継続性はない。でも、当時部下も居ないし、同僚も辞めてしまって、事務が一人だけだった私には、仕事を振る相手も居ない。

上司に「一人増やしてもらえませんか」とお願いしたけれど、「製造業では、まず製造現場優先。製造現場が忙しくて増やしてと言っているのに、自分で仕事を増やしたあなたに部下はつけられないよ。」と言われて辛い思いもしました。

けれど、後悔しない日々を送りたい私には、「だから提案しない」という選択肢はなかったのです。とにかく、こうしたらと言っては、一旦は仕事が増える。けれど、小さい改善を繰り返しながら、時間も短縮できていき、よりやりやすい環境を作り上げ、やっと「やってよかった」と思える時期を迎える、という繰り返し。

ところが、ある時、経営者から「君なら出来る」と、一人分の仕事が追加される状態になりました。
完全にキャパオーバーです。
困った顔をしていると「時間は有限。出来ないと思うかもしれないけれど、あなたなら出来る」と根拠があるのかないのか解らない励まし。

でも、やることにしました。工夫しても23時までかかる。昼間の業務のあるし、家庭もあるのに、泣きそうになる。
けれども、ふと気付きました。「同じやり方をしているから出来ないんだ。今まで小さな改善をして、時間内にやれるようになってきたんだから、大きな改善をすれば、やれるかもしれない。」と。

仕事の洗い出しと、やらなくても良いことの確認。現場に確認しないと解らない部分を、現場に直接聞かなくても解るしくみを作ればいい。いつでも見られるようなしくみを。など、「大きく変える」と決めたら、いろんなアイデアが浮かんできました。

正直、準備にかかる時間は必要でしたが、その後、なんと19時頃には終われるようになったのです。

そうなると理不尽なもので、更に「これもできると思うから、やってみろ」と、また新たな仕事が追加される。
減ることはない。ただ自分で減らす事はできることに気づいた私は、「はい」と軽く返事をできるようになっていたのでした。

「忙しい」と言い続ける事は、今までのやり方そのままなら、そうかもしれません。けれども、やり方を変えると一時的には、業務も増えますし、もしかしたらコストもかかるかもしれません。が、その後の時間のゆとりと、心のゆとりは大きくなることを感じました。

「忙しい」とは、心を無(亡)くすと書く、といいますが、どれだけ時間を有効活用してみても、暇に成る時はなかなかありませんでした。が、やり方を工夫し、その時間の意義を見いだせると、心のゆとりは増大し、感情を見失うことも、楽しみを見失うこともなくなりました。
これは私だけのことではないと考えますが、どうでしょう。

あなたは時間に対し、どんな概念をもっていますか。
そして、今、どんな時を過ごしていますか。

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