本気は伝わる

この時期は新人研修を一人講師でさせていただくことも多いですが、講師チームとして、役割を持って関わる講師もさせていただきます。今年の4月最初の週は、この厳しい講師役をずっとしています。その中で感じた事がありました。

厳しい講師担当なので、愛情を持って厳しく成長を促していくのですが、その担当をしていて、愛情はしっかり伝わるんだなという事が、ここ数年、体験させていただくたびに思います。

叱ることができない上司、叱ることしかできない上司という話を聴くことがあるのですが、相手のために叱らない選択も、叱る選択もできると私は思います。
しかし、それが相手のためなのかどうかです。

自分が嫌われたくないから叱らないというのは、相手への愛情よりも、自分の保身です。
叱る人もイライラして怒るのも同じく、相手への愛情ではなく、自分の気持ちをぶつけているに過ぎません。

こうした事は、ちゃんと相手の伝わっていくんだなという事です。

最初は相手のためにと思っていても抵抗されるのですが、続けていると、徐々に相手が自分の変化に気付き始め、自分のために言ってくれているという雰囲気になってきます。
最後には、「一緒に」成長を喜び合えるほど、感動できます。

だから、「相手のために本気」でぶつかるつもりで関わるようにしています。
相手のために厳しくと言っても、成長を認める言葉もかけます。ただ成果に妥協しないという事です。その事は相手にも伝わるんですよね。
そう解っていれば、本気であることに妥協しなければ、表現はどうであっても、相手に伝わり、打てば響いてくれるようになるんだなと。

もしも、響かないとしたら、まだ相手が本気になれないのではなく、自分が本気で関わりきれてないだけなのかなと思えるようになりました。
なので、この時期は、相手の成長に関わりながら、自分の成長が試される時期でもあるなと振り返るといつも思います。

まだ明日まで厳しい講師役は続きますが、愛情をもって、本気で関わり続けます。

あなたは、どんな時に本気になりますか。

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