ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

主体性を何が育てるのか

   

最近、実践していて実感することがあります。
それは、内省力です。振り返ってはみたものの、何を振り返るのかでその後の言動に大きく影響を与えるなという事です。

組織で働くと、「主体性を持って欲しい」と言いながら、正直、「こういう主体性を持ってくれるといいのにな」というものがあります。
例えば、私だと前向きな主体性を持って欲しいのです。

けれども、「やってみたんですが、~で駄目でした。」そうなんだなあと思いながら、「次同じ事があったらどうします?」と問うと、「難しいですね。」で終わってしまいます。
多分、いえ私はしつこいんだと思いますが、「難しいんですね。障害になるものはどんなものがあるのでしょうか」「その障害は1つずつ避けられたり、その障害に触れなくても、先に行ける別の方法ってないでしょうか。」と聞いて、次回までに聞かせて欲しいと終了にしてしまいます。そして、次の時に聴くと、ひねり出してでも話してくれたりします。

「うん。それやってみようよ。」と言うと、まだ心配そうな顔。
じゃ、その行動するのが不安な要素は?と話すと、なさそう。ただ反応が怖いだけらしい。

確かに、今までやったことのないこと、一度失敗したことのあることというのは、行動するのって勇気が要りますよね。

ある雑誌に、「動く前に自分を守るために、言い訳を考えておいたり、失敗するイメージを描くこともある」とありました。
脳は否定語を理解できないから、そのイメージを持って動けば、そのイメージどおりに失敗することになるとありました。確かにそう思います。けど、難しいというのも体感してきた感想。

そんな時に、主体性や行動を促してくれたのは、実は「問い」でした。
自分への問い。

自分の同僚も、以前仕事が凄く忙しくて、「もうこれ以上無理」というのに、毎日のように「やるためにはどうしたらいい?」「15時が無理なら何時ならできる?」なんて、やること、できることを前提にした問いを投げ続けたら、苦しかったでしょうが、いつも知恵を出し、結局無理な仕事は一つもありませんでした。
結果、自分が関わらなくなった今も、その問いは、考えて動く問いとして今も残っています。

主体性と一概に言っても、どんな主体性を持ちたいのか。
そのために「何をするのか」も大切な事ですが、そのまえに「その主体性を持つための考え方」を身につけるための「問い」を持つことも必要ではないかと思います。

あるクライアントさんは、完璧主義で、体験後の内省は「全然できませんでした。」です。
もう少し深く内省してみませんか。と、
「少しでもいいので一歩かなあと思える事はありますか。」・・あります
「どんな事でしょうか。」・・・・小さい事ですが、と言いながら3つ、4つ仰ってくださいました。
「今まで始まってなかった事が、4つもあったということは、4歩進まれたんですね。では、次の一歩はどうしましょうか。」
と話していると、徐々に声が明るくなっていらして、「すぐには無理だと思いますが、次の一歩を踏んでみます」
とTo Doリストに書き込みをされ、毎日それを見ながら、実行していらっしゃいます。

10日経って、更に進んでいました。が、相変わらず「全然できませんでした」からの言葉です。

そこで、「いつもどんな問いを自分にされていらっしゃいますか。」と伺いました。
すると、「ちゃんとできたかどうか」という問いだそうです。
更に「なぜできないのか」を考えるそうです。
悪いわけではないのですが、自分でため息ついてしまう程元気なくなってしまうのに、続けるのは何かあるのだろうかと私なりに問いをして、考えてみました。

私もそうだったなあと思いながら、問いを変えてみませんか。と、提案し、自身への問い作りをしてみることにしました。

コーチングの時間に浮かんだ3つの問いはされながら、もう少し問いを考えてみるということでした。
そして、次のセッション。
「◯◯まで進みました。」からセッションが開始したんです。

「あれ?いつもと始まり方が違いますね。」とお伝えすると、「どこまで進んだか」を毎日振り返ることにしたそうです。
「上手くいったこと、上手く行かなかったこと、まだ変化がみられないことはそれぞれ何か」を考えた後に、だから進んだのはこれだけという測定をすることにしたそうです。
そして「明日の一歩のために、何をするのか、続けるのか、やめるのか」を考えるようにしたそうです。
すると、反省もするけれど、上手く行ったことが支えになって、頑張れるそうです。
しかも、「何をやめるか」は結構効果があったそうで、完璧主義だからこそ、なかなか部下に仕事を回せなかったのですが、しようと思えるようになってきたと仰っていました。

何でも書く方なので、振り返りのための質問を手帳に書いて、それを見ながら考えるようにしたそうです。

言葉や、◯◯をすると決めるのも、大切なのでしょうが、その後続けるため、自分で考えて動けるようになるには、内省の質も大切なのだろうなと思いました。

あなたは、自分自身にどんな問いを投げていますか。
あなたが主体的になって欲しいと思っている人は、どんな問いを投げているのでしょうか。また、あなたはその人にどんな問いを投げているのでしょうか。

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