気付かないことは伝えるしかない

昨日(2010年6月19日)は、研修を受講してきました。講師が今日は空気が重いと何度も仰るので、みんな何となくそうなってくる。けれど、そんな雰囲気はない。疲れもそんなにない。なぜなんでしょう。

本人は気付いていらっしゃらないのですが、講師自身が疲れていて、その雰囲気で影響を与えてしまっているんだと感じました。
講師はその場の中ではリーダーなので、知らないうちに講師の影響を受けやすい状態になっています。ですから、その講師の状態がうつってしまっていることに本人が気付いていらっしゃらないのだろうと。

講師もする立場としては、自分の状態をよくする事にも日頃から心がけることが大切なんだなと感じました。
それ以上に、その事を講師に伝えてあげないと伝わらないのかもしれません。いや、もしかしたら伝えてくれていても、ご本人が無意識な部分に気付いていらっしゃらないだけかもしれません。

周囲に発している影響を、受け止めた私達がしっかりうけとったまま伝えていくことも大切な事だと感じました。

日頃の生活の中でもなかなか感じたことを伝えるのって勇気がいります。相手を傷つけてしまわないかと私は思った時期もありました。
けれども、昨日をきっかけに伝えてしました。

最近、部下ではなく自分の事を考えてしまっていそうなリーダーが居ます。ずっと気になってはいたのですが、私が口を出してはいけないとずっと見守っていました。しかし、それは自分への逃げであって、本気でその方のことを考えてあげているのであれば、伝えたほうが良いと思い、昨日やっと伝える事ができました。

その方は、最初はそんなことない!と無意識の自分の言動を受け入れたくないようでした。その後、どんな時にそう感じたのかを少し話すと、やっと状況がわかったようでした。伝え方が具体的状況でないと伝わらないんですね。

その事を伝えた後に、その方は「無意識だったけれど、そうかも。今はどうしたらいいかわからないけれど、考えてみる」と仰っていました。

伝えなかったら伝わらない事もある。伝えるほうは「良い」「悪い」とか判断ではなく、その状況を詳しく伝えてあげるだけで十分伝わる。
そんな事をしっかり感じました。

昨日の状態が今日も続いていたら、その講師にも伝えよう!

あなたは、相手が気付いてないであろうことを、どのように伝えますか。

それが良く分かりました。

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