なんのために生まれてきたのか

コーチングセッションをしている時に、ふとクライアントさんが仰った言葉が気になりました。
「何のために生まれてきたのか」

その方とは、まるで普通に会話をしているように話しをしていくのですが、その中で感じとった事をフィードバックする形でセッションをしています。時には仕事の事であったり、日ごろの事であったり、その中で以前との変化などについて扱うこともあったり、学んだことのアウトプットに使ったり・・・。
その方自体が、自分を振り返る時間、五感で表現している事をフィードバックをもらう時間、一歩前に進む時間と、それぞれ目的を持ちながら、日々の人生を心地よくすることをテーマに進んでいます。

その際には、私に対して感じたことも仰って下さる事も多々ありますし、求めることもあります。

そうした中、その方が感じている生まれてきたのは、何のためだろう?という事について、既に周りに対しての影響力が大きくなっている部分についてフィードバックをさせていただきました。
すると、「確かにそうですよね。きっと自然にそうなってきているということは、これも僕に与えられた使命なのかも」と、声を弾ませておっしゃいました。

その後に「smilecoachさんは、人に元気を与えるために生まれてきたのですね。いや、命の大切さを教えるためかも。すげえ。」と、感動しながら仰って下さいました。前段は考えた事もありましたが、後段は考えたこともなく、ビックリしました。
けれども、彼にとって、私とのやりとりからそう感じたのだとしたら、どうだろう?と。

正直、答えが見つかるわけではありません。
けれども、誰しも生まれてきたわけはあります。

ある中学校で、約410名のアンケートをしていただきました。
その中に①「あなたは生まれてきてよかったと思いますか」②「あなたは自分の存在を大切だと思いますか」という回答が、①に関しては9割がハイ。②に関しては、6割がハイでした。

生まれてきて良かったと思うのに、自分の存在は大切だと思える割合が少ないのは、まだ学生で誰かのために何かをしている実感が少ないからかもしれません。けれども、社会に出たら、それは周囲に貢献することで得られるものが実感しやすくなるものが一つ仕事なのかもしれません。

今、していることが社会に対し、どんな影響を与えるのか。それが、生まれてきた意味に繋がるとしたら、せめて元気を与えられるように、生きている意味を見いだせるように、まずは私自身が笑顔で居続けたいなと改めて思いました。
どんな小さな存在でも、生まれてきた意味は、誰にでもある。

ふと、クライアントさんとのやりとりと、頂いた言葉から、そんな事を見つめなおす機会をいただいたので、あなたにもシェア(分かち合い)します。

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