ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

部下の育成にも色々ありますね

   

先週ですが、いくつかの中小企業新入社員研修後のフォローアップ研修をしました。
その際に、とある企業様では新入社員の全員が既に退職をしていました。かたやある企業では、全員が続けていました。ある企業では、新入社員の時とそれほど変わらないのに対し、ある企業では、新入社員とは思えない仕事ぶりを伺う事ができました。その差は?

まず全員が辞めてしまっていた企業様ですが、フォローも出来ないわけですが、関係者から話を伺うと、どうも「会社員とは?」と想像していたものとのギャップが大きく、先輩という方がいきなりご年配の方々しかいらっしゃらなくて、コミュニケーションを上手くとる事も出来ず、辞めてしまったようです。(毎年、入っては辞めてしまうので、新入社員との年齢差は広がるばかりです。)

その辺りも理解した上で入ったわけですが、どうやら「孤立感」を感じ、居心地の良い場所を作れず辞めてしまったようです。

反対に続いている企業様は、年齢差も同じくあるのですが、上司が話しかけ、悩みを聞いたり、若い人たちを理解しようと話をしているようで、「仕事は厳しいですが、良くしてもらっている」という感覚と、「失敗してもフォローしてくれる事への感謝」があるようで、仕事は思ったよりも大変だけれど、楽しいと話していました。

となると、年齢差ではなく、いかに「居場所を作れるか」なのかなと思いました。
最初は自分から声をかけていくように新人研修で伝えて、練習もしているので、声をかけているのですが、上司や同僚からの反応が帰ってこなかったりすると、結局居場所を作れなかったり、人間関係を構築できなかったりしているんだと解りました。

もう一つ、社員が急激に成長している企業と、成長が緩やかな企業の違いという点では、どれだけ「新人に任せて」の違いだなと感じました。
成長が急激な会社では、「最初からそこまで任せてしまっていいの?」という程、仕事を任せています。その失敗からも学んで欲しいというスタンスが見えました。が、ゆるやかな成長の企業では、上司に仕事を任せてもらえている範囲が非常に小さかったのです。

私も含め、「ここまでできたら次の仕事」というように、レベルを見極めながら仕事を与える事が多いと思います。
が、そこでは一人一人にいきなり担当があり、先輩たちと同じようにやりなさいと言われていました。ただ、考えてから相談をしても教えてくれないという上司を持った人だけは、「続けられる自信がない」と退職も考えていたようでしたが、そこは採用担当の方がフォローをして、上司側の指導をしたことで、辞めずに頑張っているようでした。

半年とは言え、責任を持った仕事を行う範疇が多い人たちは、研修でも積極的に発言したり、ディスカッションもリードする立場になっていました。(4月の時点でもその傾向はありましたが、)話の内容の進め方などもしっかり組み立ててから、話をしていました。
ゆるやかな成長の企業の社員達は、途中で疲れて肘づえをついていたり、笑顔が絶えてしまったりと、研修中にも、新人研修の頃から変わっていない態度がちらほら見えてきました。

資質なのか、持続力なのかとも最初は思いましたが、ディスカッションの内容を聴いていても、自責にとらえているか、他責にしているかの違いが顕著でした。新人研修後からの大変だった体験があるから、急激な成長の社員達は、疲れも多少見えましたが、責任を持っているだけに、自分の仕事がどうなっているのかが気になって、研修後も職場に戻っていました。

離職率が50%の企業様に関しては、フォローの仕組みもあるのですが、より良い環境を求めて転職していったという事もありましたが、残った人たちは、自らの発言をしっかりしていたので、どう教育されているのかと聞いてみると、週に一回、改善提案を出したり、お互いを認め合うという仕組みができていて、上司含め同僚との意見交換が当たり前のようにできるために、自分の意見をしっかり伝えられるようになっていました。

部下育成も、何を目的として、どう育てていくのか。これが明確であればあるほど、そのように部下が育っていく可能性は高くなるのだろうなと半年の変化を見ていて感じました。

あなたが今、部下を育てるとしたら、私はどんな人に育てたいのだろうか。
そのために、何をしていくのでしょうか。

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