どうやらいいらしい

コーチングをしている企業様の中で、今までと違う対応ができたのは何でだろう?そんな話しになりました。「どうやらいいらしい」と言われました。
何があったのか。

その日は突然やってきました。
コーチングを始めて既に1年が経つのですが、組織は変わっているかもしれないけれど、自分が一体何が変わったのかが分からないと、思っているリーダーがいらっしゃいました。

「意味あるのか?」そんな疑問を持ちながらも、組織のための成果だけは残しながらつづけていました。
そんなある日、会議がありました。
いつもなら怒鳴っている。いつもなら人を否定して攻撃する。いつもなら自分の意見を納得するまで伝える。
そんな人が、人の話も聴きながら、結論を急がず、自分の話より相手の話の方がいいなという事は認めて、冷静に対応をしているリーダーが居ました。

仲間が「今日はどうしたの?」と聴くと、「うん、自分でも信じられない。けれど、どうやらコーチングがいいらしい」と仰ったのでした。
相手はどう思っているんだろう?話は最後まで聞いてもらうことの嬉しさを知っているから、相手の話も最後まで聴く。相手はどんな感情かを察して、話しかける。自然とできるようになっていることに気付いた瞬間だったようでした。

その後、もっと使ってみようと、部下との関係作りでも話を聞く。相手を肯定的に受け止めて聞いてみるなど、やってみているとの事でした。

企業だとどうしても「悪い点」「弱点」を見つけて、その事について改善をしていくけれど、いいことを続けていくためにも、「良い点」「うまくいったこと」を再現できるように振り替えり再現していく。そして、これを「学習」というのだと思います。
いいことを振り返ることで、無意識から意識へ、そして意識から習慣化してまた無意識へ。この繰り返しなのかなと思いました。

どうやらいいらしい。
そんなことがあるとしたら、あなたにとってはどんなことでしょうか。

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