ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

暗黙のルール?

   

自然発生的に出来るのか?風土ってどう出来上がって行くのだろうか?

リーダーtの小さくチームが出来た時に、既に「ツー」と言ったら「カー」というような用語から始まる「そこにしかない暗黙のルール」は出来上がっていくなと、結婚してからの家族が出来上がる過程を思い出して、思いました。
そして、その後に加わるメンバーは、自然とそのルールに従うようになります。

チームが大きくなってくればくるだけ、明文化したルールも生まれてきますが、それでも暗黙のルールのような物は明文化されないまま、風土として根付くように思います。

が、その暗黙のルールを破り、イノベーションを起こせる人たちは誰なのか?
新しいメンバーがそうできる風土があれば、それが1番なのでしょうが、暗黙のルール自体が、「新人はまず従う」になる事は、日本の風土としても「郷に入りては郷に従え」と謳われるようにあります。

そうなると、なかなか暗黙のルールを変えられるのは、余程変わった人に思われる事を覚悟して言える人なのかもしれません。
そんな風に思っていた矢先の事でした。

ある企業の専務がおっしゃいました。「私の考え方は間違っているのかもしれない、と、上司が思って部下に接することができたら、イノベーションは起こりやすいんじゃないかなあ。」と。

専務さんは、日頃から「どっぷりとこの企業に浸かりすぎた私達ではこの企業は変えられないのではないか。かと言って、どこか言いづらい雰囲気を作っているのも私達幹部だとしたら、どのように変革を起こしていけるのか。」という問いについて、一緒に悩んでくれていました。
そんなある日、社長がとんでもなく「おかしい」と思う事を、さも正しいように仰ったそうです。
そのため、専務として社長に「先程のは違うような気がするのですが、いかがなのでしょうか」と恐る恐る確認したそうです。

すると、考えを淡々と述べられた後に、「だから私は間違ってない」と仰ったそうです。そこまで伝えられると、そうですねと言うしかなく、従ったそうですが、社長が数日後、始まったばかりの取組みに対し、「ちょっと待った。駄目だ、このままじゃ駄目だ。俺はいいと思ったけど、違うらしい。先日、僕は違うんじゃないかと君は言ったけど、君の考えを聴かせてくれ。」と仰って、専務の考えを伝えられたそうです。

聞き終わると、社長は黙ったまま下を向いていらっしゃったのですが、その後、急に専務を見て、「うん。君の考えで行こう。もう一回、最初からだ!」と。
専務は初めてのその社長の反応の仕方にビックリしたそうですが、その様子を見ていて、「上が間違う事もあるから、下の意見も聞いてみよう」と思えば、部下が変革を起こそうとエネルギーを使うよりも、幹部が変革を起こした方が早いのだから、変革はスムースになるのではないか。と感じたそうです。

ついつい暗黙のルールを作り、そこに染まり、染まっているものが正しいような風潮になってしまいがちだけれど、世の中の変化が激しいからこそ、暗黙のルールに縛られず、上がまず「自分たちが違う可能性もある」「暗黙のルール自体も違う可能性がある」と思って部下に接することができたら、もっと言葉遣いも、接し方も、話の聞き入れ方も変わるのではないかと、専務の話を伺いながら、納得をしました。

私も一人であるからこそ、暗黙のルールは自分の中に作ってしまっているかもしれない。そのためにコーチもつけて、自分を客観的に振り返る機会を持っています。が、そうした人ばかりではありません。
せめて、自分の考えが違う可能性もあると思って、周りの話を聞きたいものですよね。

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