ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

恐れからの脱出

   

4月末から、ネットもほとんど触れず、たっぷり休んでみました。いつもなら「この休んでいるうちにみんなは頑張っているのだから、私も頑張らなくては!」と思ってしまうのです。頑張らなかったら、どうなると思っていたのでしょうか。きっと「出遅れる事への恐怖」だったのでしょう。

考えてみると、学校は幼稚園から高校卒業まで一日も休みませんでした。すごく熱のある日が、たまたま大好きな給食メニュー「焼きそばパン」の日だった事もありました。それを食べたいがばかりに39度の熱なのに学校へ行き、結局美味しく感じず帰った事もありました。
けれど、多くの場合が、「友達の話題について行けなくなるのが淋しくて嫌」「授業でみんなだけが解って自分が解らないのが怖い」などという不安や恐怖からの行動だったように記憶しています。

これは、小さい頃に周りが年上の子達ばかりで、一緒に遊んでもらえなかった事があったり、自分だけ解らない会話がされている時に淋しい思いをした事が私の大きなインパクトとして残っていて、孤独を感じるのが怖かったのだと今になって思います。
なぜなら、今、娘が同じ体験をしているんだと感じたからです。

この休みにしっかり休みを取ろうと思ったのは、4月にほとんど娘とゆっくり話せなくて、娘なりに祖母が母代わりをしてくれることで満足させていたようですが、やはり親は親なんです。私に代わりきる事はできないので、甘えるのは私になんですよね。それを我慢してきた娘にとって、ゴールデンウィークの「お母さんとたっぷり遊べる」というのは、頑張ったご褒美でもあったのでしょう。
「頑張ってくれてありがとね。おかげでお母さんは沢山の人たちにご恩返しできたよ。ありがとね。」と言って、抱きしめると、すごく嬉しそうにしてくれていました。
頑張ったのは私だけじゃないので、娘とたっぷり遊ぶと決めて、たっぷり遊びました。

ところが、昨日の事です。
娘「お母さん、お腹は空いているけど、食べる気がしない」
私「どうしたの?」
娘「解らない。・・・・。お母さんはいつから出張?」
私「えっとね、金曜日かな」
娘「じゃあ、明日も、明後日も居る?」
私「居るよ。なんだあ、淋しいの?」
娘「うん。なんで出張があるの?私も付いて行く」
私「そうだね。ごめんね。大きくなったらついて来る?」
娘「わかんないけど、行ってみたい。お母さんの仕事見る。」
私「そっかあ。じゃ、見に来てね。」
娘「うん。それまでは出張行ったら、その後遊んでね。」
私「解ったよ。いつもお母さんと一緒に頑張ってくれてるもんね。ありがとね。」
娘「ううん。お母さん、やっぱりお腹すいた!」

きっと、昨日までが楽しかったから、淋しくなってしまったのでしょうね。
ユニセフの調べで、日本の15歳の子供の3人に1人は「孤独感」を感じていて、世界でダントツ1位だそうです。しかも、その孤独の内容は、「繋がっている事を感じたい。話を聞いて欲しい」なのだそうです。

娘の話は聴くようにしている「つもり」ですが、娘がどう感じているのかは別なのです。そんな事などもあり、4月末から昨日までは家族との時間をしっかり取る事を自分の中の第一優先しました。が、そもそも仕事が好きなので、仕事をしながらだと、どうしても仕事をしてしまいたくなるのは解っているから、やめてみたのです。
おかげで、たっぷり家族との時間を楽しむ事ができました。し、娘も楽しかったと話してくれましたし、何より精神的に「安定」していたように思います。これは、「一人ぼっち」の怖れから解放されていたからではないでしょうか。

話は飛躍しますが、こうした子供達が、社会人となり、会社に入り、求めるものは、「秀でる」ことよりも「仲間意識」になってしまうのも理解できます。
きっと、既に私達大人が、高度成長期で共働きが増えた時代の家庭に育っているので、子どもとの接し方について迷っていらっしゃる方々も増えていらっしゃって、それがそのまま会社の中にも反映されてしまっているのではないかと思います。

子供達の仲間意識を否定もせず、私達世代の戸惑いや不安も払拭し、お互いに安心して、会社で仕事に集中していこうとすると、「お互いに認め合う」事が、一段と大切になってくるのではないでしょうか。
しかも、コミュニケーションが不足しがちな分、その「認め合い」は言葉として発していかないと伝わりにくくなっているのではないでしょうか。

子供と接しながら、色んなことを考えさせられた1週間でした。
今日は、仕事脳に戻すリハビリDAYのようです。出遅れたという「不安」は感じましたが、そもそも、私は何に出遅れたと感じているのでしょうか。これも、漠然とした「怖れ」なのでしょうね。

ふとこうして客観視できたことで、不安が小さくなるのを感じました。
子供が元気になってくれた、安心してくれた。最高じゃない!
じゃ、今日からの平日の私は何をする?
せっかくリセットできた今日だから、もう一度、私が小さい頃のように、恐れから脱するためだけに今の仕事をしているのではないか。本当にしたいことなのか。なぜ、今の仕事をしているのだろうか。など、考えてみたいと思います。

あなたも恐れに振り回されていませんか?

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