努力や根性では通用しない

傾向的な事ではありますが、ここ数年通用しなくなったなという言葉があります。それは「努力」「根性」です。

きっと、以前からその傾向はあったのでしょうが、最近の新入社員研修をすると顕著です。本人たちに、その理由を聞いてみると、意外にシンプルでした。
「就職活動で嫌という程頑張ってきたので、もうそんな苦しい思いはしたくない」
「努力っていうより、頑張るならまだ通じますが、どうも良いイメージがありません」
「根性って気持ちだけで何とかならないのは、就職活動で経験してきました」
シンプルだと思ったのは、体験からくる言葉が多い事と、親が投げているであろう言葉に「努力」「根性」という言葉が発せられる事が少なくなったんだろうと推測できました。

では、頑張って欲しいと思う時にどんな言葉が投げられているのか。
「挑戦」「チャレンジ」
でした。踏み出すこと自体が「努力」に繋がっているのでしょうね。

とある研修の際に、「10年歳が違っていたら、使っている言語は翻訳しないと伝わらない」という話しがありました。
自分たちが使っている言葉をそのまま熱心に伝えてみても、なかなか伝わらないのだと知りました。

実際に、今年度はそのことを意識して、「挑戦」「チャレンジ」という言葉に変えて伝えてみました。すると、士気が落ちる事なく、こちらの提案や問いに取り組んでくれました。

相手にあった言葉を選んでいくことの大切さを改めて感じさせていただきました。
あなたは、誰かに何かを伝える時、相手に伝わる言葉で話せていますか。

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