ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

本心と発する言葉が違っている時

   

正直、「あるある!」と心当たりのある事ばかりです。職場では大丈夫だけれど、家庭では?友人とは?
本当に言いたいことと、発する言葉が違う事ってありませんか。

ないよ!と仰る方、凄いです。
でも、私はまだまだのようで、いっぱいあります。

今朝、そんな話がコーチングのクラスの中で話していました。「自己主張」も日本では「わがまま」「自分勝手」と捉えられがちだからこそ、伝えられなくて違う言葉となって発してしまうことって多いのではないかと感じていました。

例えば、仕事などでも「~しなければならない」と発する人がいらっしゃったとします。
これは、本当にその人の本心なのでしょうか。したい事なのでしょうか。「したい」ではなく、「しなければならない」という時点で義務化されています。義務ではないのに、義務だと感じる時って、どんな事を本当は思っているのでしょうか。私達は本当はどうしたいんでしょうか。
それでも、本音だと思うならば、こんなに強く思うのは、どんな捉え方をしているからでしょうか。本当は何を大切にしているからでしょうか。

他の例です。これは私の身近な例でもあります。
いつも攻撃的な言葉を発してしまうAさん。そして、いつもいじけて、言われるがままにしてしまうBさん。そんな関係なのにいつも一緒に居るんです。
そう思うと、本当はAさんはどうしたいのでしょうか。或いは何を恐れているのでしょうか。
反対にBさんは、本当はどうしたいのでしょうか。どう感じているのでしょうか。何を怖れたり不安に感じているのでしょうか。
答えは、お互いに何かを守っているということ。恐れや不安があり、それを守るために、こうした共依存関係が出来上がっているのではないでしょうか。
Aさんと話しをしました。Aさんと話してみました。
Aさん「Bさんを見ているだけでむかつく」
私 「そうなんですか。でもいつものように一緒にいらっしゃいますよね」
Aさん「要領悪くて、放っておけないんだよね。」
私 「もし、放って置いたらどうなっちゃうんですか」
Aさん「みんなについて行けなくて、あいつ孤立しちゃいますよ。だから放っておけないわけですから」
私 「孤立しないための優しさなんですね。でも、本当に孤立しちゃうんですか?」
Aさん「放って置いたことがないから解らないけど・・・。でもあいつが孤立するのみるのが嫌なんです。
    あいつだけなんですよ。僕の事信じてくれる奴。だから一緒にいたいんですよ。孤立って事は
    僕の近くに居なくなるって事じゃないですか。僕も一緒に孤立するのもありですけど、できれば
   一緒にここに居たいんですよ。」
私 「一緒に居たいんですね。そのことが本当にAさんが言いたい事なんですね。」
Aさん「そうです。でも言わないでください。そんな事照れくさくて言えません。」
私 「私からは言いませんよ。でも、そんな大切な思い、相手に伝わってなかったら私は残念です。
   伝わっているのかなあ。」
Aさん「伝わるわけないでしょ。いっつも怒っているんだから。だから今更言えないですよ。」

Aさんは、恥ずかしそうに言った後に下を向いていました。耳が真っ赤でした。

別の機会にBさんとも話す機会がありました。またAさんに怒鳴られてお使いをしている途中でした。
私  「慌ててどうされたんですか。」
Bさん「Aさんにちょっと頼まれ事を・・・」
私  「いつも大変そうですね」
Bさん「まあ、逆らうより楽ですから。(微笑み)」
私  「なんだか楽しそうですね。」
Bさん「楽しくはないですよ。いつも怒られるし、使いっ走りですからね。
    でも、僕は要領悪いんで、ムカつくのも仕方ないと思います。」
私  「楽しくないなら、辞めてもいいのに、いつも一緒なんですね。」
Bさん「だって、彼が言ってくれなかったら、きっとこんな小走りで動けないですよ。
    確かに怖いけど、言われている事していれば、間違いないですしね。」
私  「そうなんだあ。もし、彼がいなかったらどうなるんでしょうね。」
Bさん「そうなんです。来年、Aさんが独立するって噂があるんですけど、
    いなくなったら、僕はこの会社には居られないと思います。」
私  「そうなの?」
Bさん「多分ですけれどね。たぶんそうです。だから、本当は自分で
    考えるって事やれたらいいんですけどね。ただでさえゆっくり
    な僕が間違えたら、一気について行けないですからね。
    間違えるのが怖いんですよ。Aさんは、スピードもあるし、考え
    も似ているから、僕自身がそうしている見たいで、やっている
    事には自信があるんです。」
私  「へえ。そうなんですね。凄いなあ。」
Bさん「凄くないですよ。僕がAさんに頼りすぎなんです。わかっている
    んですけど、間違えたくないから・・・。」
私  「そのこと、Aさんに話したことあります?」
Bさん「言えないですよ。だったら自分で全部やってみろと言われたら、
    僕どうしていいかわからないですから」

両方を聴いてみて、お互いに変わることへの不安や恐怖を抱えている事も伝わって来ました。本当に思っている事と、言葉として発している事に差があるAさん、Bさん。お互いにいつも居るのに知らない事。
知らなくて良いのかもしれないけれど、お互いがもしそのことを知り合ったらどうなるんだろう?

アサーティブネスという事を思い出しました。
伝える権利もあれば、伝えない権利もある。けれど、相手に伝えられたら違う事もあるんだろうなと感じました。
特にAさんの思いは、Bさんが知ったら嬉しいだろうなと思いますし、もしも本当に独立するとしたら、Bさんは一緒に変わっていくのかもしれませんよね。言わなければ伝わらない奥底の心情。

いや、もっと前に、私達自身が、この自分の不安や恐怖などを抱えた本当の思いに気づかずに、周りに違う言動を発してしまっている事があるのかもしれませんよね。

何だか、そんな事を思いながら、本当に言いたいことと、発している言動は合っているのだろうかと問いかけていきたいなと思いました。
そして、自分の本心に気づいた時に、伝えてみるという選択肢もあれば、伝えないという選択肢もある事を覚えておきたいと思います。

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