仕事での本気って何なのか

ここ数日は、インプットも含め、非常に大きな学びをしてきました。その中でも、特に大きかったのは、仕事での「本気」って何か?という事でした。

言葉としては使うけれど、本気って自分の中では、夢中になることだと思っていました。きっと自分の体験から、夢中になるほど真剣になることなんだろうと考えています。
けれども、リーダーとして、どのように周囲の本気を引き出すかとなると、自分が夢中になるだけでは、その人は本気にならないんですよね。

問いかけられた時、人は思考する。
これは納得。

けれども、本気を引き出すって?果たしてその人の本気を引き出しているのか、自分が本気なのかというと、自分が本気なのに相手が応えてくれないと、嘆いている事はないか。

そんな時に、色々体験されている方々と情報交換しながら出てきたのが、こんな事でした。
「私達は、感情をコントロールするというと、抑える事が良い事としているけれども、承認も悔しさも情けないと思う感情も敢えて相手に本気で伝えてみる事だって、相手の心に届く影響力となり、初めてこちらの本気度も伝わるし、相手の本気を引き出すきっかけになるのではないか。」という事でした。

全てが全てでないかもしれません。
けれども、こちらがあなたと一緒に頑張っているんだよという姿勢を見せてあげることも、経験の浅い人達には響くのではないかとの事には納得できました。

敢えて経験の浅い人と話しているのは、経験を積んだ人達だと、今度は「どう見えているか」を伝えてあげたり、「あなたに責任を任せます」と宣言した時の方が、本気に成る可能性もあると感じているからです。

その時々、その人達の成熟度、リーダーの直感で、本気を引き出す手段はいくつもあるのかもしれませんが、「本気」を引き出すために、敢えて感情を出していくというのは、発想の中になかったので、新たな視点となりました。

確か講師塾でもこうした事を学んだのですが、きっとその場で体験したものでもなかったですし、どこかで「本当にそうなの?」という懐疑心が邪魔をしていた部分もあったかと思います。けれども、「この人の言う事なら、そうなんだな」と思って、やってみたら本当にそう感じられたのです。

リーダーの人となりもきっと、最初の一歩には必要なんだろうけれど、その先の「本気」を引き出すには、時に違った感情のコントロールも必要なんだなあと学んだ数日でした。その上で、承認を重ねていくと、次なる成長へ成長へと繋がっていくのでしょうね。

安易に使ってしまっていた「本気」という事により深く学びを得られた体験でした。
明日からの研修でも、意識していこうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました