組織に特徴を活かす

本来、強みを活かすと書きたいところでしたが、「強み」=「長所」と捉えがちなので、特徴に変えてみました。本来、強みとは「その人の特徴全て」なんですよね。捉え方は違っても、それを活かした時に「強み」という言い方になるわけです。
今回は、コーチ養成のクラス運営の際に、自分の「強み」を調べるというものがあって、その時の気づきです。、

今日のクラスというのは、参加者の皆さんもクラスを運営されている方々ばかりで、私もその方々のクラスを受講した一人なのです。それが、今日はたまたま私が運営側を仰せつかっただけなので、自分の特徴もさることながら、その方々のクラスを受講した時のメモから私の印象をお伝えしました。

すると、結構、私のメモも役に立つのだなと思わせていただきました。
「お得感タップリでした。メモによると、一つの事を掘り下げて下さる事だけでなく、そこに私はコーチとしてこうしています。こういう本があります。など紹介してくれて、メモが沢山です。」とか、「ただの褒め言葉になっている人のを更に質問で掘り下げて、行動レベルまで聴いてくれるから真似ができます」など、具体的に伝えると、ご本人達にとっては、当たり前過ぎて見えなかったものが、急に見えていらっしゃるようで、その人の事を話しているのに「へえ。なるほど!」なんて仰っていました。

本人が無意識だからこそ、気付かない事もあるのが、強みなんですよね。
そして、それぞれから学んだ事を真似してみたけれど、なかなか出来なかったと話したら、そういうものなのだねというお話になりました。

私はというと、「私の特徴は?」と近くにいる人に聴いてみました。
すると、「自分がやらないと決めると完全に人任せ」「子供にはコーチングしない」とネガティブな言い方をされました。「ありがとう。でもそっかあ、特徴って言うとネガティブな事が浮かぶんだね」と言ったら、「自分の事よりも、人の事を優先する」と付け加えられました。
他の人に聴いたら、「柱が立っている」「熱い」「どうでもいいことは優柔不断」「ドン臭い」「身体が弱い」など有難い言葉がありました。

捉え方ではあるので、改めてその人達に具体的に聴いてみると、「優先順位をつけるのが早い」「子供にはどうしてなんだろう?と良く言う」「人を信じきる」という事がでてきました。

これらの言葉の中で、嬉しかったのは「自分の事よりも、人の事を優先する」というのは、私にとっての価値でもあり、好きな部分なので、言ってもらえて嬉しかったです。けれども、それによって人を優先させるがあまり自分の身体に無頓着になりやすいのもあり、捉え方や活かし方次第だなとも思えました。

優先順位をつけるのが早いから、どうでも良いことは人任せになったり、優柔不断になるんだろうけれど、優先させるものには集中できるんだろうなとも思いました。これらの事を活かそうとすると、人に対して使った時に、強みなるとしたら、組織の中でどう活かせるかですよね。

確かに、優先順位を決めて、これは任せようと思ったら、部下にどんどん仕事回していたな。おかげで、部下が上司である私に頼れなくて育っていったよなとか、集中できるから一つ一つの仕事を確実に形にしていけたのだろうかとか、「どうしてだろう?」と思えるからその場限りの対処だけでなく、根本からの改革をしてこられたんだろうな、など自分の事の活かし方について振り返ることができました。

けれども、私は、部下をしっかり観察し、活かしていただろうか?
人を信じきって、任せる事はできるけれど、その後のフォローはちゃんとしていただろうか。弱いかも・・・。
自分の仕事に集中しすぎて、見えてない部分があったのではないか。観察不足かも・・。

今関わっている組織、或いはこれから関わる組織の中では、こうした特徴も更にしっかり見ていきたいなと改めて感じました。自分の特徴を活かしながら。

あなたも駄目と決めている特徴も、変えるばかりでなく、活かしてみませんか。
そして、周りの人達に対しても、特徴を活かして、強みに変換させてみませんか。

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