部下の「え~っ」は承認

先日のコーチングトレーニングでの面白い学びがありました。
それは、コーチ型マネジャーには、同じ速度で歩いて欲しいのかと言うと違うという事です。部下側からしたら、そうだよね!なんですが、コーチングを学ぶとついつい「速度を合わせたくなる」という事が起こりがちだなと改めて感じていました。そんな自分に一撃でした。

ビジネスの中で、クライアント(多くの場合は部下)は、同じ速度で歩いて欲しいなんて思ってないんですよ。数歩先を歩いたり、或いは背中を押して欲しいと思っています。
だからこそ、「チャレンジすることを恐れない」という部分をサポートすることが大切になると思います。

もしも、部下の背中を押したり、チャレンジするように提案した時に、「え~っ」という言葉が聞こえてきたら、それは実は喜んでくれていると思った方が良い。相手に対しての承認でもあるし、そのチャレンジを提案したコーチ自身への承認でもあると思いましょう。

これが、コーチングトレーニングの中で、聞いた衝撃の一言でした。

そこで、ある方が体験を話されました。

あと4ヶ月で全員への徹底率を70%に上げたいのだけれど、現在60%位。
通常であれば、あと4ヶ月で70%に引き上げるには?と話し合いをするのだけれど、会議をしても何も意見が出なかった。
ところが、「明日から100%にしなければならないとしたら、あなたならどうする?」という問いかけをしたところ、30以上もの方法がみんなから出された。

「え~っ」なんだけれど、70%よりも高い事を考える事で、70%が大したことのないように感じられたり、本気になって考えられたりするようになるんだという体験談でした。

きっとその人の普段の仕事への取り組み方が周りに信用されていたこともあるのだろうなと感じます。その上で、ちょっとハードルを上げてみるというのは、時として必要なんだなと感じさせていただきました。

私の場合、心のどこかで「今苦しんでいるのに、それ以上なんて・・・」と私自身が共感しすぎたり、判断してしまっていたのでしょうね。あまりこの手の提案や質問をすることが少なかったのですが、時に相手の「今」を信じるというよりも、「これからの可能性」を信じて、ジャンプアップする質問もしてみようかなと思えました。

まだまだ私自身もクライアントさんと共に成長し続けていこうと思います。
昨日に引き続き、私も挑戦することを恐れずいこうと思います。
自分自身に「え~っ」と言いながらも、やってみよう。

コメント

  1. wakuwaku より:

    スマイルコーチさん、おはようございます。
    確かに!! ですね。「やっているは、やってるけど・・・」、自分のフィールドしか見ていない時ってあります。そんな時、領域を変えてもらえると、たくさん気づくことがあります。寄り添うことで同じ目線に立つことも大切ですが、場面を変えてあげることも、ときには重要だと思いました。私も昨日、あるセミナーに行ってきました。5年くらい前にちょっとはまったスキルを紹介していたので、最初は、『古っ! そんなのずっと、昔に実践済み!!』と、冷ややかに見ていましたが、再チャレンジしてみると、また違った気づきや発見がありました。どんなことでも、挑戦ですね♪

  2. coachsmile より:

    wakuwakuさん

    そうですよね。
    実践・挑戦ってしてみないと解らないものですよね。
    違った気づき、聴かせてくださいね。

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