ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

チームで何をすると一体感が生まれるのか

   

自分の中での命題でした。一体感って厄介で、一回気づかれると、今度は他を受け容れてくれなくなることもあります。
それは地域でも、仕事でも、学校でも、同じ事が起こっているんだろうなと思います。そんな時に、子供の運動会を見ていて、一体感を感じる瞬間ってどんな時なんだろうって見ていました。子供達から学ぶ事もありますよね。

一体感を感じた瞬間。
・紅白戦が接戦になって、応援に必死になっている時。
・全員で踊りを踊り終えて、フィニッシュした瞬間。この時は、親も一緒になって一体になっているように見えました。
・誰かのために応援したり、支援したりする瞬間。
・頑張ったことを伝え合う瞬間。
多くの瞬間に一体感が生まれているように感じました。

その裏側には、練習があったり、当日の運営の準備があったり、当日の役割分担があったり、自分の出番があったり・・・。
多くの事があって、一瞬一瞬にその成果を発揮できるようにしたり、見せたり、戦ったりと様々な思いとなり、全体の一体感が生まれているように感じました。

当日だけでは一体感は生まれないんですよね。
その前の準備があったからこそ、自分がどこに集中し、何を全うすれば良いのかが認識できていたでしょう。
失敗したことがあっただろうけれど、成長を見せようと当日に精一杯の力を発揮したのでしょう。
応援してくれる人が居るから、最大限の力を発揮できたのでしょう。
ライバルがあるから、負けないぞ!と底力を出せたのでしょう。
頑張る人を見て、「私だって」とガンバレたのでしょう。

当日だからできることもあるだろうけれど、発揮する場があり、それまでにいかに準備するのかも大切なのでしょうね。

仕事を考えてみると、私などは日々変化はあるにしても、イベントがあるわけでもなく、「発揮する場」が決まっていたわけではありません。だから、勝手に「今日はここまでやる」「今週はここまでやる」と決めて、一人ガッツポーズをしながら、仕事を楽しむ方法を見つけていました。

でも、考えてみると、一体感はこれでは作れません。
ただ経営者を経験した方に、一つのチームを任せた時には、そのチームだけが異様に団結力があったのを思い出します。
今回の運動会を見ているうちに、ふとそのチームの事を思い出しました。

その方の朝礼は他のチームとは違っていました。
「今日の生産目標はこれを●個、あれを×個、何時までに終わらせて、明日の準備を始めたいと思います。」
ここまでは概ね同じです。

ここからです。

「パートさん達が一番多く帰るのは16時だから、それまでに目標達成のバンザイをしたいので、宜しく!」と満面の笑みで、バンザイのイメージをスタッフに植えつけたのです。思わず、釣られて笑顔になる人も居れば、無理だよと失笑する人も居ました。

しかし、その日は15時の段階で16時に間に合いそうもなかったのです。
「あと1時間でバンザイのリミットだあ。みんなが帰っちゃう前にバンザイしたいけどどうすればいいんだあ?」
と、バタバタと大騒ぎするリーダー。すると、パートの人達が、一斉に前の方の工程から、後工程の仕上げの手伝いに入りました。急に仕上げが加速し、そのリーダーも仕上げに参加し、15時57分に目標達成。

リーダーはみんなに大声で「やったあ、目標達成だあ。あつまれ~」と号令をかけ、みんなでバンザイをしていました。
パートさんもやり切った喜びを満面の笑顔で表現してくれました。朝には失笑していた人達も、思わずバンザイをしてしまっていたようでした。

「よおし、明日はもう少しだけでも早く終わらせよう!」「おう!」
と、なった所で16時のパートさんの帰宅時間。廊下を歩いて帰る顔も普段は「疲れた」という顔なのに、皆さん晴れやかだったことを今でも覚えています。

そして、次の日
「昨日はみんなのおかげで16時前にバンザイできた。ありがとう。今日はもう5分でもいいから早めにバンザイして、明日の準備までやろう」と声をかけました。
このリーダーの朝礼には、みんなが解りやすい目標が毎日掲げられ、それを達成した時のイメージもはっきりあるのです。
どんどん皆が考えて、どうしたら1分でも早く終るのかを考えられるようになっていきました。
その中で、自分の役割を勝手にみつけて、これならできるとアピールする人達も出てきました。

そのチームは私がチーム毎のデータを出していた限り、一番の不採算部門だったのですが、3ヶ月、4ヶ月経った頃には、一番の稼ぎ頭になっていました。
そのリーダーに聴きました。
私「人をやる気にさせることが上手ですよね~」
リ「いやいや。ただ同じ事の繰り返しに見えたら自分もつまらないでしょ。
  だから、どうしたら楽しくできるかなって考えただけですよ。
  あとは、一部が本気になってくれたら、私もって頑張る人を炊きつけるだけです。
  僕の仕事は毎日の仕事を一大イベントに仕立てて、一緒に騒ぐ事だけですよ。
  解る?お祭りお祭り。年中祭りじゃつまんないでしょ。だから、途中から考えないといけないけどね。」
私「それ以外にもあるんじゃないですか?」
リ「まあ、やっているうちにこぼれた人達をどうフォローするかだけ。
  僕、そんなに頭良くないからさ(笑)」
私「良く言いますよ。勉強になります。」
リ「いやいや。小林さんのデータがあるから、言いやすいんだよ。ありがとね。」
私「ああ、そうやってやる気にさせるの、やっぱ上手い。私頑張っちゃいます。」
リ「あはは。頑張ってちょうだい。僕達は中(生産)で頑張るからさ。分業分業ってね。」

一体感を生む一つの方法として、その方から教えてもらった事は非常に大きかったように思いました。私は一人だけのイベントにしていたけれど、みんなのイベントにするだけで、一体感が生まれるんだ!と感動したのでした。

それが、昨日の子供の運動会の中にもある気がしました。
一大イベントにするには、メンバーに伝わる言語でのイベントのゴールがあること。
自分も一緒になって参加すること。
ゴールしたらどうするかのイメージがあること。

結構、イベントをしても、この事って大切に扱われてないのかもしれないと思いました。
何だか、子供達に思い出させてもらいました。
よしっ!単純なことでもいい。それをまるで一大イベントみたいにできないだろうか。早速考えてみたいと思います。

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