チームが一緒に喜べる時

チームが一緒に喜びを感じられる時って、どんな時だろう?ふと、目の前で楽しそうにしているグループを見ながら思い起こしてみました。

チームが一緒に喜びを感じられる時って、個人でもそうかもしれませんよね。
一緒に何かをやり遂げたと感じられた瞬間
同じ思いなんだなと感じられた時
同じような苦労を抱えているんだと知った時
助け合えた時

今までを振り返るとそんなことが思い浮かんだのですが、思い浮かべた時に、ある研修のある一場面が思い起こされました。
それは、今年度の新人研修でした。
チームが抱き合って喜び、感動の涙まで流した瞬間です。オリンピックで喜びの涙をながす人達と同じように、その表情は今も私の胸に焼き付いています。

あの涙する程の喜び方は何があったのか。
「一緒に悔しい思いを噛み締め、一緒に仲間と取り組み、一緒に苦労を乗り越えてやり遂げた瞬間」でした。

仲間だから助けあって行こうという生半可なものではありませんでした。
一人ひとりが自分の最高のパフォーマンスを見せながらも、チームとしての一体感が無ければ、認めてもらえない中で、お互いに指摘もしあい、自分が得意な事を教えあい、やり遂げた瞬間のゴールテープは、「この仲間だからやり遂げられたんだ」という歓喜に満ちていました。

日々の振り返りをした時に、チームで涙するような仕事ができているだろうか。

ついつい流されていないだろうか。
ついつい手を抜いてしまっていないだろうか。
ついつい仲間の成長に対する指摘を恐れてしまっていないだろうか。

考えさせられる事が沢山ありました。もちろん反省させられることも。

仕事で何だか自信が持てなくなっている時には、どうやら「指摘されることも恐れている」時のような気がします。
自信がないから恐れているのではなく、指摘される事を恐れている結果として、自分の成長の機会を自らなくし、成長を感じない事に不安を感じているのだろうと思いました。

「仲間」という言葉
助け合えるだけではなく、時に困難を一緒に乗り越えたり、本気でお互いの成長を望んだりした時に、使っても良い言葉なのかもしれないなと、改めて重い言葉のように感じられました。

今「絆」「仲間」「団結」などの言葉が使われているけれど、私はその言葉をあまり使えなかった。きっとどこかで「まだ私にもできることがあるのに、できていない」という思いがあったのかもしれません。
一緒に喜んだり、悔しがったり、感情を共にできるチームを作るには、まず自分の出来る事を精一杯しているのか、相手との指摘のしあいをためらってないかを今一度、見なおしてみたい。

あなたは、今のチームが何かをやり遂げた時、一緒に喜べるような状態ですか。
そこには、何が必要ですか。

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