リーダーは社員を観る事も仕事

昨夜は他のことに集中していたら既に朝になっていました。2010年5月20日の投稿の続きになります。
中小企業家同友会で学んだ事です。「リーダーは社員を見ることも仕事」だという事を頭で理解していても、その仕組みがないことで挫折してしまう。であれば仕組みを作って実践している会社を真似てみようという事で、その企業様の仕組みを聞いたのです。

その仕組みとは、A4のシート1枚だったのです。きっと他にもされていることもあるのかもしれませんが、この仕組みはとても分かりやすかったです。
1年の達成目標を期限付きで大晦日に記入するのだそうです。そして、年明けに新年の抱負として語るのです。
その内容が「社員」に目を向けている部分があることで、社員自身もリーダー自身も会社への関わりを変えたのだそうです。
1.会社で達成したい目標を3つ以内で、期限付きで書かせる。
   (多くを書いても、集中できず結果として得るものは少なくなってしまうので少なめで良い)
2.個人としての達成目標を書かせる。こちらも期限付き。
   (個人の目標とは、「家族で●月●日までに××へ旅行する」などでもOKで、完全にプライベートでよい)
1番に関しては目標管理手法を導入される会社様でも行われているが、2番に関しては滅多にみません。滅多に見ないだけで、やっていらっしゃる会社様もあるかもしれませんが、しくみとして定着させていることが素晴らしいなと感じています。

そして、1年見えるところに貼るのだとか。この二つに関して、半期で見直しをするための話をするそうです。
この仕組みを取り入れてから、20年以上も務めていて、資格試験を受けるといわなかった人が、自ら試験を受けるといい、合格もしたそうです。

そんな話しを聞きながら、前の職場を思い出していました。私がコーチングを学び始めて、初めて「この人は何のために働いているのだろう?」「この人はこんなに熱心にこの仕事をできるのは何故なんだろう?」と個人に焦点を当てられるようになり、色んな話しをさせてもらいました。
今関わる企業様でも、そんな話をしてみました。すると、パートさんであっても真剣に仕事に取り組んでくれたり、離職率が減少するという結果が生まれました。

実際にはこうした事をしていく背景には「社員にはこう会ってほしい」という理念の浸透もあるようです。しかし、個人に目を向けることが、結果として企業の業績や個人の能力の向上に繋がっていくんだという事に確信がもてました。

他の方とのディスカッションでも、理念を熱く語る経営者の皆様の様子が非常に印象的で、企業全体を考えるだけではなく、個々の幸せも視野に入れておくことが大切だと語り合いました。

リーダーが個々とどう関わるのか。
この視点も問いかけ続けたいものですね。

あなたは一人ひとりとどう関わっていますか。

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