ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

リーダーは時に情けない位で・・・

   

私のリーダー像の中で、一人だけ変わったタイプの人がいらっしゃいます。けれども、その人のリーダー像って、今思うと、人を育てるのには、大きな原動力になっていたんだなと思います。

リーダーって、導く人であると直訳するとなるのだけれど、本当に導き方って沢山ありますよね。
私が関わったリーダーの中で、唯一、頼りない上司が居ました。とは言っても、決断する時はビシッと決めてくれる方なのですが、普段は、のほほんと聞こえてきそうなほど、何も出来ないように見える方です。

ただ、そんな上司だから、「私がしっかりしなくっちゃ」って思いにさせられたものでした。
ときに、「こうした方がいいんじゃないですか」などと提案などもしました。言いやすかったのです。

なぜこの上司が急に浮かんだのか。
昨日、研修をしていた時に、私自身の「情けないけれど、みんながやってるから、私もやってみた事」という事で、私の恥ずかしい程、小さい人間性が見えてしまうような事の改善に、本当に小さく小さく取り組んだ出来事について、暴露しました。
それは、計算でも何でもなく、ただ私もみんなと一緒だよと言う思いで、取り組んだ事を話すためには、語らざるを得なくなっただけです。

けれども、その話をした後に、参加者から拍手が起こりました。そして、終わった後に、「先生でもそんな事があるんだと思ったら、私も頑張ろうと思いました」「先生だから、別だと思っていたら、同じ人間なんですね。ほっとしました。」など、数回関わってきたにも関わらず、話しかけて来なかった人達まで、お話をしに来てくれました。

そして、その後「私も頑張ってみます。」「私もやってみます」と前向きな言葉を皆さんが仰って下さったのです。

正直、ビックリしました。
情けない部分をさらしただけに過ぎないと思っていたのに、みんなには「同じような事で悩んだり、挑戦したりする同じ人間なんだ」と伝わって、ただ聴いていただけだった人が、積極的にやってみようと思って下さったのです。

この体験をした時に、ふと上司が浮かんだのでした。
あの人のしてくれていたことはこれだったのかもしれないと。

時に情けないほどだから、助けたくなったり、自分がやらなくちゃと思ったり、上司だから出来る事なんだと思わずに取り組む事ができました。
自分の意見も発言することができました。

リーダーって、良いところばかり見せていたら、部下は「一緒に」とは思えないんだなと思いました。
自分も同じ人間で、失敗したり、悩んだりするんだよと解るだけで、部下は安心して「一緒」だと思うこともあるんだなと。

きっと人によって受け取り方が違うので、それが絶対に良いというのではなく、こういう事もあるんだなと昨日の体験を通して、リーダー像について考えさせられました。

リーダーも時に情けない位、自分の見せたくない部分を見せてみてもいいんじゃないかなあ。そんな事を思いました。

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