コミュニケーションは短時間から

単純な事ほど難しいとはよく言ったものです。コミュニケーションも単純な事ほど、しっかりすることが大切だなと思いました。

とある企業様の研修に伺った時の事です。誰もが接客をされているサービス業のはずなのですが、廊下ですれ違っても誰一人挨拶をしないんです。悪いというより、こういう風土の企業様なんだなと思いました。

そして、研修が始まると、やはり誰も反応がないのです。
結局、「どれか一回は手を挙げてくださいね」という、反応してもらえる状態にして手を挙げてもらいましたが、それでも反応が薄いんです。きっとそれまでの研修で疲れているのだろうと、私の前にあった研修の大変さを勝手に想像しながら始めました。

けれども、徐々に話ができるようになってきました。仲間通しでも、私への反応も始まってきたので、研修自体は無事に終える事ができました。

しかし、終わった後、「お疲れ様でした」と言う私に対し、返事をして下さる方はほぼ居ない。風土は一瞬で変わるわけではないですし、反応がないこと自体が悪いわけではないのですが、この方々が接客をしていらっしゃると思うと、すごく表面的な部分でのやりとりになっているのではないかと感じられてしまいました。

コミュニケーションというのは、返事をする、挨拶をするという短時間でできる単純な事から始まっていくんだなと改めて感じさせられました。

たまたま、先日私自身が受けた講義の中で、高い業績を上げている企業様というのは、そうでない企業様よりも10倍以上挨拶や会話の量が多く、また肯定的な言葉が6倍も多いという調査結果の報告がありました。

小さい事のように見えても、内部のコミュニケーション自体が、お客様に伝わって行ったり、企業様の一体感や協業に繋がっていくのですから、小さなコミュニケーションほど大切にしていきたいものですね。

私も、小さなチームである家庭から、小さなコミュニケーションも一段と大切にしていこうと思いました。
その事を意識した瞬間から、娘に増えた言葉。「ありがとう」
まさに、コミュニケーションと肯定的な言葉が共に一言で表現されていますよね。いっぱいありがとう!を伝えていきたいものです。

いつも読んで下さってありがとう。

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