ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

成長に関わる事の私の失敗

   

あなたは部下や子供の成長を本気で喜べますか。またその成長を手助けすることに躊躇はありませんか。
「そんなの成長は喜べるし、手助けも躊躇?何?言いたい事がわからないぞ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、無意識ではどうなのかなと・・・。

これは自分の体験でもあります。
私が部下を持った時、或いは初めてコーチ仲間のクライアントさんを持った時、自分の中で起こった葛藤の話です。

部下を持った時、言葉を選ばずに言えば、出来ない部下を持たされた気分の時期がありました。言うことは聞かないのに、主張はするので、やってもらうとミスばかり。「だから、こうやってね」と、ついつい「だから」と付けて言葉を発してしまう自分に気づいた事がありました。
それでも、上司に無理を言って雇ってもらった部下ですから、成長させようと躍起になりました。しかし、手取り足取りしすぎて、指示がないと出来ない部下になってしまいました。

年上の部下でしたから、ここからはあなたが考えて、やって下さいねとお仕事を任せるようになったら、思った以上に仕事ができるようになっていき、「自分は本当に今までこの人を成長させようとしていたんだろうか」と疑問を持ちました。

そして、成長してくると、「抜かれてはいけない。私が上司なんだから。」とライバル心まで湧いてきて、「上司なのに私ってば何をしているんだろう」と思うこともありました。

この初めて持った部下のおかげで、色んな事を考えさせられました。これがコーチングを受けるきっかけにもなりました。
そして、コーチをつけてコーチングを始めると、自分が「部下を都合よく使いたいコマ」のように思っていた事に気付かされました。すごく情けなかったです。「育てたい」とか上司の前では言いながら、実は「コマ」を育てたいだけで、意思は持たなくてもいいのにとさえ思っている自分に気づいてしまったのです。

当時の私はプレイヤーとして上司に信頼されていたので、「私のやり方が正しい」もっと言えば「私のやり方だけが正しい」と思っていたのだと思います。その事が解った時のショックというのは、心の動揺という言葉だけでは言い表せない衝撃でした。

けれども、その人の特徴や知恵も一緒に活かしていけたら、もっといいものになるかもと思えるまでには、時間がかかりました。なぜなら、心のどこかで「私はまだ未熟だから、この有能な部下に抜かされたら、私はいらなくなってしまうかも」という恐れがあったのです。
だからこそ無意識に単純作業しか教えない。極力情報は流さない。なんという情けないの事をやっていました。

しかし、ある時、自分の中で今の自分には限界があって、他の人の知恵も特質も借りないと出来ないとメいっぱいになった時に、初めて「この人が育ってくれたら・・・」と本気になれた気がします。自分の出来る部分も認め、更に出来ない部分も認められた瞬間でした。

それからは、この部下が私より成長してくれても、私達の仕事がより円滑にいくようになれば、それが私の仕事なんだよなと、プレイヤーからマネジャーの思考レベルに切り替わった気がしました。役職が人を育てるというのはこういう事なのでしょうね。

それ以来、上司にも「部下の●●さんが頑張ってくれました」と本気で部下を自慢できるようになりました。私の上司も「それは小林さんが頑張ってるからだろ。」と私を認めてくれるようにもなりました。上司にも私の変化が見えていたのかもしれません。
役職が上がったのも、マネジャーとしての信頼を得られたのもその頃からでした。

今、こうした経験をした私が、たまに「あっ、昔の私と同じ事を無意識にやっているんじゃないか」と感じる方がいらっしゃいます。
子供にも、自分の期待を押し付けてるのではないか。
部下にも、自分の考えをそのまま表現してくれる「コピー」を欲しがっていて、表面では主体的になってほしいと言いながらも「意思のない部下」を求めてしまっているんじゃないか。
部下に抜かされるのを恐れているのではないか。
自分に自信がないから、自分自身が認めて欲しいと思っているのではないか。

そればかりではないし、こうした疑問を持ってしまう事が妨げになってしまうこともあるだろうから、それは私のこれからの課題なのかもしれません。
しかし、もしも何か一つでも「私はこんなんじゃない!」とか「何だかこの一文が気になる」とひっかかりを感じた方は、何か無意識にそんな事が起こっているのかもしれません。

そんな時には、そう思ってしまっているんだなと、まずは認めてみませんか。
口にしなくても、その事に気づけたら、その後の何かが変わるのかもしれません。
私がそうだったからというのではないですが、お恥ずかしながらそんな自分が居た事をシェアしながら、その後変化できた私もお伝えしておきたかったのです。

私も部下にはそうなれても、子供にはどこかで「私と同じところで挫折しないでね」とレールを敷こうとしてしまう事も多々あります。子供にはそんなレールよりも体験の方が成長に繋がるでしょうに。
成長のためと言いながら、自分が思うように育てたいんだなと感じる場面は多々あります。

まだまだリーダーとしては未熟者ですが、気づく事から始め、情けない自分を認める事から変化のきっかけにしていけたらと思っています。
対等であるクライアントさんとは、こんな話もしながら、お互いに成長していけたらいいなと思います。

もしもあなたの心に少しでも気にかかる事があれば、ちょっとそんな自分を立ち止まってみて観ませんか。

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