結果にスポットを当ててみる

部下のやる気を引き出すって良く言うけれど、部下のやる気を引き出す事にエネルギーを使うのも一つ。ただ、もうひとつ大切な事があるんじゃないかなあとつくづく感じます。

どうしても「やる気」を引き出したくて頑張ってしまうのだけれど、やる気ってどんな時に持てるようになるのだろうか。
リンクアンドモチベーションの小笹さんの本の中だったかなあ、モチベーション理論だっただかなあ、定かではないけれど、次の3つがあるとやる気は引き出せると書かれていました。
1.やれると思える(可能性)
2.やりたいと思える(欲求や価値)
3.自分がやるべき(役割や責任)
確かにそうだけれど、この3つを揃えるために、きっかけという事を大切にしているのだと思います。

ただ、大切なのはパフォーマンス・マネジメントの観点から言うと、実は行動した後にどう感じるかなんですよね。それがプラスの感情であれば、上記の3つの定義を網羅できるものに変化させていくことはできるという事もあるのではないでしょうか。

例えば、初めて子供に新しい物事を教える時って、何だか解らないから「やりたい」も「やれる」もないんですよね。
ところが、嫌々でもやってみて、「おっ」と思うことがあると、「やってみたい」とか「やれる」に変わっていく事って見ていると多い気がします。そのため、部下にも同じ思いで、半ば強制で「まずやってみてください」とお願いをしてやってみてもらう。その結果をプラスにしていけたら良いのだから、そのあとのフォローを大切にしました。

すると、部下が自分から改善提案をしてくれるようになったり、早めに出てきてくれるようになったり、私じゃないとできないと責任まで持つようになったりし始めました。

ついついきっかけにスポットをあててしまいがちだけれど、結果をプラスにできるように発想を変えてみると、また違うものが見えてくるような気がします。
逆に、今次に繋がらないとしたら、結果がマイナスになっているような事がないかを見てみると、案外なぜ続かないのか、なぜやる気にならないのかが見えてくるのかもしれません。

発想の転換の一つに加えていただけたらと思いましたし、指示命令が決して悪い事でないという事実もお伝えしたく、リーダーの方々、そして親御さんのためにシェアさせていただきました。

行動した後にどう感じていますか。

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