ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

信頼の深め方

   

今日、クライアントさんとのセッションが結構目白押しでした。その中で、感じた大きな事についてお話します。
それは、信頼関係って深めていくにはステップがあるんだなあと言うことです。

信頼関係を築いていくために、自分がずっと意識しているのは、自分自身がオープンであること。
とは言っても、警戒する方はいらっしゃるわけですし、ましてや企業様にご依頼を受けて、リーダーの人達に行うコーチングというのは、リーダーの皆様からしたら警戒心は強い事だと思います。
こうした中で、信頼してもらっているんだなと感じる瞬間に出会う時というのは、ステップがあると気づきました。

これは、自分がオープンでいるだけでは深められるものではないのですよね。

その第1ステップというのは、私がまず相手を認めているという事が本気であることが、相手に伝わるかどうかです。
私はオープンですし、安心して話して下さっても大丈夫ですよと口で伝えたところで、「本当なの?」という警戒があるように感じます。中には、この段階でオープンに話してくださる方もいらっしゃいますが、多くの場合はそうではありません。
よくこの段階で「ラポールを築く」という言い方をしますが、安心して話せるのと、本音を話してもらえるレベルは違う気がしていて、安心して話せる状態にはこの段階でなっていることが大切かもしれません。

人にもよりますが、数回の「話しても他の人にこの場で話した話しが漏れない」と解ると、徐々に本心を伝えようとしてくれるようになるようです。これが第2ステップであり、ある意味本当に信頼出来る人かどうかを、試されている場面でもあるように感じます。

そして第3ステップ。話しているうちに「この人なら弱い部分も包み隠さず話してもいいかな」というようになってくると、やっと「実は・・・」という話しが出てくる気がします。

中には第1ステップで話してくれる人も居ますし、第2ステップを一回の話しの中で完結し、第3ステップに移行する方もいらっしゃいますが、やはり人は警戒するものかもしれません。特に、自分の弱さや本心をさらけ出す事には、「本当に信頼出来る人」と思えた時にだけ話すような気がします。

これは、今日のセッションで感じました。
これまで数回お会いしていて、色んな「本音めいた話し」(言葉が悪いのですが今日の話しを聞くと今まではまだ本心じゃなかったためこう表現させて頂きます)をしてくださって、それに対しての行動も、その方は続けて実行し、成果や変化を見せて下さっていました。

前回のセッション位から、感情が表に表せるようになっていらっしゃったので、前回からは深い部分での話しもでき、その人のための次の動きは変化が大きいだろうとかんじる事ができました。
ところが、今日のセッションの際、今まで伺えてなかった「本音」と「弱さ」を、「本当に家族にも言っていないので、ここだけにしてください」という話しをして下さいました。「全て認めてくれそうだから」と、話してくれた内容は非常に重く、それを今まで一人で抱えながら、仕事をしてきたのかと思うと、ニュートラルで居ようと思っても、ついつい「頑張ってきたんだな。どれほどの大変さだったんだろう。」と目頭が熱くなってしまいました。

その話しを聴いてみて、その人が「あることに対してだけは動けない(変化を拒む)わけ」が明確になりました。けれども、その変化を望まれる事に対して、我慢をしてきたのです。

その後、その人と「これから」についてじっくり本音で話しをしました。話しの中で、「変わりたい!」と訴えているその人を感じました。
そこで「動けないと思っているのに、変わりたいって表現しているように感じるよ」と伝えました。

すると、その人は急に大声で泣き出しました。私はずっとその溜まっていた思いを吐き出す時間を共にさせてもらう事くらいしかできませんでした。
そして、その人の嗚咽がおさまった時、小さな声で語ってくださいました。

「こうして会社の協力もあり、本当に自分が抱えていたものを話せる人ができました。
 私が泣くのに、こんなに一緒に何も言わず、待っていてくれた人も初めてです。
 話せて良かったです。
 話せた事で、これからを変えていける気がします。
 今までは出来ないと決めてきました。怖かったからです。
 でも、小林さんが居てくれるから、怖くてもやってみようと思います。
 小林さんに指摘されたように、一番変わりたいと思っているのは私なんですよね。
 小林さんに話せて良かったです。ほんと良かったです。ありがとうございます。」

私が何をしたわけでもない。その人が自分で自分を変えようとしている事に寄り添っていただけなのに、その人はその事に感謝を伝えてくれた。

嬉しいというより、なぜだか責任や、信頼というものを与え合うエネルギーを感じました。
自分が信じていると(今となっては)軽く口にしてきた事って、本当だったのだろうか。
信じるって、相手のありのままを認めるって、すごくすごく大きく深い愛情なんだなと感じさせてもらいました。

信頼を築いた後、深めていくためには、相手を信じ、相手を受け留めていくと宣言するだけではなく、相手もその事を感じ、相手にも信じてもらってこそ、本当に信頼を深めたというのかなと感じさせてもらいました。

まだまだこういう点から見てみると、私も修行中の身のようです。
今回の体験が教えてくれた「真の信頼」に近づいていくためにも、「相手をどのくらい信じていますか」と自分に常に問いかけていってみようと思います。
そして、その信じている事が、相手にどれだけ伝わり、私を信じてもらえるのかも、しっかり感じていきたいと思います。

思ってばかりではなく、行動へ。
今から更に一歩深い信頼へと・・・・。

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