リーダーの思いは感覚で伝わる

とある企業様に新入社員研修をするために伺った時の事です。リーダーの影響力って大きいんだなと改めて感じさせられました。

朝、その企業様(東証一部上場の金融業社)にお邪魔すると、廊下で出会った新入社員が、私が誰だか解らない時も挨拶をしてくれました。「久々にこんな企業様におじゃましたような気がします」と思わず口にしたところ、担当者が笑顔で応えて下さいました。「初日にこの事だけはしっかりやろうと決めて、実行しているんです」と嬉しそうにお答えになられました。

その担当者の方は、率先して笑顔で、新入社員の皆様に語りかけています。この方の思いに新入社員の皆様は感化されているんだなと感じました。

研修中も、集中力が高く、疲れる様子も見えません。
終わった時に「僕達が伝えていきたいことをしっかり伝えてくれてありがとうございます」「僕達も勉強になりました」と言っていただける事は、他の企業様でもあるのですが、この担当者の方は、「僕達の新入社員はいいでしょ。」と笑顔で添えられたのです。

「僕達の」という仲間である意識と、「いいでしょ」と笑顔で言い切る自信なのか、信頼なのか判りませんが、すごく熱いものをその方に感じました。こうした思いもまた新入社員の方々に伝わっているのだろうなと考えさせられました。

リーダーがどういう思いを持って接しているのかを、社員は感じ、その思いに応えているのではないでしょうか。
他社様がされてないわけではないし、新入社員の皆様への思いは同じなのでしょうが、この方の思いが伝わるのは、研修の時に関わりではなく、それ以外の時も含めた関わる時間全てなのだろうと思います。

休憩時間、昼食時間も、「どうだい?」と自分から近づいてどんどん声をかえていらしたり、笑顔でずっといらっしゃいます。「本当は怖いんですよ、私」と仰るのですが、決めたルールを守らない時に声をかけられては居ますが、これも自ら率先してされていました。
リーダーの姿勢と言うものを、改めて考えさせられた研修日でした。

リーダーの思いは、言葉だけではなく、姿勢や何気ない時の言動全てで、「感覚」として伝えている部分が大きいのでしょうね。
私も現在リーダーをしている団体で、こうした事ができているかというと、まだまだやれることはあるように感じます。これから自分も意識していきます。

あなたはどう思いますか。

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