ほっと安心できる瞬間(とき)

昨日は経営者会議を行ったのですが、どの経営者の方も後継者について悩まれていました。経営者というものは本当に悩み多き人達が多いんだなと痛感します。悩みというよりも課題意識でしょうか。その中でなかなか社内で話すことができず、同じような立場の方が集まった場でしかいえないことがある。それは・・・

それは後継者に対することです。
創業してからずっと経営者としてやってきた方の思い。そしてその思いを引き継ぐ人の思い。お互いの思いが、社外だからこそ腹を割って話されていました。

そして最後には「みんなおんなじなんですね」と同じ課題を抱えていることに安心をしていたのでした。
いろんな経営者の方々と話をしてきましたが、この後継者の問題はよく耳にします。昨日はそうした課題について創業者の方が話をしてくれました。それについてみんなで話し合いを持ったのですが、後継者となる方からは「どうして任せようとしないのか」という話しも出ていました。またお互いのビジョンが食い違っているのではないかという意見もありました。
後継者への質問があったりと、お互いにやりとりをしながら進んでいった議論は他人事じゃないだけに白熱していたように感じます。

それでもその場は対立というよりも「同じような悩みを抱えているんだな」という安心感の中で、お互いが思いをぶつけ合ったようでした。
口々に「言い過ぎました」と感想が出るほど、自分の身におきかえた議論だったのでしょう。

安心できる空間があり、自分の身に置き換えて話ができれば、自然と自分のことのように人は考える事ができるのですね。アクションラーニングでも感じるこの一体感を味わいました。

昨日は経営者でしたが、子育てのセミナーをした時も、企業内で愚痴を話してもらう場面でも、やっぱり「みんな似ているね」「みんな同じなんだね」という会話がされるときは、そこで出会った人達に一体感が生まれていました。
ほっと安心できる瞬間には「同じだね」という思いも一つにあるのでしょうね。安心した空間だからこそ言いたいこともいえる。

まずはそんな安心の場を造ることの大切さを感じました。
あなたが今いる場所が安心できる場所がない人が居たら、安心できるようにするためにあなたは何をしますか。

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