自分の中の抵抗感

誰しも、「こんな事しては悪い」とか自分の中で、自分を責めてしまうことってありませんか。でも、それって本当にそうなんでしょうか。

私が良く、お母様方から言われるのは、「子供が小さいのに出かけたり、仕事をしていて凄い」と言われます。たぶん言っている方も、そして私も「小さい子供がいるのに」という後ろめたさがあるから、それを撥ねのけてやっているというようにとって下さっているのですが、私にとっては「なのに出かけてて、大丈夫なの?」と聞こえている時期が長かったです。

そんな時に母(私達が小さい頃から生活のために共働きをしていました)が、こんな事を言ってくれました。
「言いたい人は、3ヶ月であろうと、1歳であろうと、3歳であろうと、6歳であろうと言うのよ。その段階段階で言う人が違うだけで、いつになっても言われるのよ。だから、里江が後悔しないように決断するだけでいいんだよ。ただし、一人で子育てするんじゃないから、旦那さんにも確認はしなよ。」

この言葉のおかげですごく救われた気分になり、子供の首が座ってからは託児所に預けて仕事復帰をしたのでした。

この事も一つの例ですが、他にも「忙しいと言う言葉は使うものじゃない。」と父に繰り返し教えてもらっていたので、誰かに「忙しそうですね」と言われると、すごく抵抗感があります。「そんな事ないですよ」と。実際にも、忙しいというよりは充実しているだけで、忙しいという考えは全くないのですが、最近体調を崩した時には、「忙しくなってしまっていたのかな。体のことを忘れていたよな。」と考えてしまいました。

以前、自分のメンターに意味深な事を言われたのですが、答えが出てなくて、ずっとノートの端に記録してありました。
「抵抗するような事、思わず言われて怒ってしまうような、『あなたって●●な人ですね』という言葉は、実はあなた自身が、抵抗しているだけで、そういう人なんですよ。だから、それを隠したかったり、気をつけていた事を指摘されたから、抵抗したり、怒ったりするわけだよ。解るかなあ?」

正直、その時の私には解りませんでした。
でも、その時も「解らないかなあ」と言われた瞬間に、何だか抵抗したい気分でした。でも、解らないんですよね。これも後から思えば、そうなんだろうなと思えます。

その時解らなかった私が、やっと今、分かりました。

それは、友達の一人から連絡があって、「あなたって凄いですね」と言われるたびに、「私はそんな人間じゃないのに、凄いですねって言われるたびに抵抗したくなるんだよね。私を私として受け止めてくれるように、何とかしたんんだけど、どうしたらいい?」という相談でした。

基本的に、その友達にはコーチとして関わっているわけではないので、私の思いも伝えます。その時に、ふとメンターの言葉を思い出し、その話をしてみたくなりました。
すると、彼女が、それを聴いて気づいたというのです。

「私さあ、そんな人間じゃないとか言いながら、もし少しでも小さい人間として見られたら、もっと反応しそうだもんなあ。そのために頑張っているんだよね。だから、小さい人間って言われなくて良かったと喜ぶべきなのかもしれない。でも、どこかで、自分を小さいと思っているから、そのことに抵抗していたのかもしれない。

里江ちゃんが教えてくれたもののようにストレートではないけれど、ふとそう思ったよ。しかも、そんな人間って私が言っている時点で、本当はそんな人間だと自分で思っていて、でも、小ささがあるから、あまり自分が目指す所のままを言われると、そうじゃないのにって思っちゃうんだよね。周りから見たら、そういう人間に見えてるなら、それが一番いいのにね。私なんと贅沢な事を言っているんだろう。(大笑)」

彼女はそういうと、里江ちゃんが解らなかった事、今の私の例で解った?と聴かれました。
私の中では、頭の中がグルグル回っています。ただ、何となく伝わって来ました。
これからもう少し考えるけれど、もしも、皆さんが先に理解できたなら、教えて下さいませんか。

コメント

  1. やす より:

    ヘルスコーチでは、それを「心の地雷」と呼んでます。
    http://health-coach.jp/blog/5step-free-movie

  2. coachsmile より:

    そうかあ、地雷なんだあ。

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