変化していくリーダー

コーチの中のコーチと言われる方のシェアがあり、改めてリーダーの「変化していく考え方」について、そうそう!と思えたので、皆さんはどう感じられたのか聞いてみたくなりました。

大前研一さんのSAPIOの付録についていたCDの中の言葉だそうです。

「トヨタがGMに追いついた。トヨタは今一番大変なところにいる。TOPになったら次は2位になることしかない。新しいリーダーは、TOPになったら次に何を目指すのかを考えておかなければならない。もしあなたがトヨタの社長だったら、GMに追いつくことが見えてきたところで、GMに追いついたあと、どういうVisionをもって、どういう目標に向かっていくのか。さらに勢いを加速していくために何をすべきかを考えておくことが重要。
いったん追いついてしまったら追われる立場。今までと同じ発想ではなく、新しい発想が必要になる。それを考えるのが新しいリーダーである」
「これからのリーダーは、方向を示すだけではだめ。今は誰にも先が見えない。誰もが怖い。そんな中で、方向だけ示して”お前行ってこい”では、現場の人達はリスクは取らない。安全な中で、いままでやったことがある仕事をするだけは、これからのリーダーにはなれない。何が起こるかわからない中で、与えられた制約条件下でリスクを取れる人。

得なことと損なことがあったら、一見すると損に見えることを自ら率先して取りながら成果を出していける人が、これからのリーダーである」

どう感じられましたか?

こうしたリーダー像は、きっと以前から同じように言われていたものだと思います。とは言え、それを体現できる人が少ないのだろうと感じられます。

このあとに、大前氏はこのように仰っているそうです。
”リーダーとは道の先に何があるか見えない中、怖さをかかえつつ、それでも先頭にたって進むリスクを取る人”

前の職場の社長が、「胃潰瘍はリーダーの職業病。それだけ不安があることを、表に出さないようにしているんだ。」とおっしゃったことを思い出しました。
そんな中、私達コーチは、そのリーダーに問いかけをするだけでなく、その不安の中、一歩を踏み出す事を支える存在でもあると考えています。
その上での問いかけが、今と未来に向けての問いで在り続ける事が大切なのだろうと思います。

常に変化する世の中で、リーダーの本質は変わらず、その時その時での表現が変化していくのだろうと私は思います。

あなたはどう思いますか。

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