空間を変えてみる

私の支えとなっている家族が、最近疲れているように見えます。私の出張が多くなっていること、お義父さんの病気の進行が速く、生活や対応に周りが順応できていないことなど、あるのでしょうが、ちょっとそれぞれが空間を変えてみました。

母は休みをとるために旅行にでかけました。(場所を変える)父は、その間一緒に居ようかと話したのですが、父だけは普段通りの生活でないと混乱するということで、一人で頑張ってみる事になりました。とは言え、私達が電話で状況チェックだけはするのですが、かなり心配しました。
案の定、父は時間の感覚がなくなり、食事を何度もしてしまったようで、一緒に食事をしようといつもどおりの状態を提案しても、「お腹がいっぱいだから今日はいい」と言って、一人で混乱しながら、自分で何とかしようとして、普段よりも記憶力はあるようでした。

母は、元気に帰って来ました。母には良い骨休めになったのでしょう。

夫は、父が心配で休みをとり、でも普段の生活を壊してはいけないと、今後の環境を整えるために右往左往していました。(休暇を取る=時間を変える)
そして、お昼は、お腹いっぱいの父をおいて、夫と二人で外食をしました。(場所を変える)

すると、夫の本音がポロポロと聞こえてきて、私には耳の痛い話も多かったのですが、少し落ち着いていたように感じます。

娘は早めに帰宅して、仲良しの友達を招いて一緒に遊んでいました。(日常と変える)
そのことで、娘の満足度が増して、寝る時には添い寝をしなくても、一人で寝てしまいました。

時間、場所を変えるだけでも、気持ちが変わり、普段と違う自分を出せる事で、その後の周囲への影響力も変わる気がしました。

私自身は、出張があったり、出会う人達が日々違っていたり、刺激も多いし、人・場所・時間の感覚がいつも変化しています。だから、切り替えがしやすいのかもしれません。
家族が疲れていたのは、この切り替える機会が見つけられてなかったからなのでしょうね。

自分だけじゃなく、家族の切り替えの機会を作っていくことが大切なんだろうと思いました。

そして、これは家庭に限らず、色んな場面でこうした切り替えの機会を求めている人はいらっしゃるのだろうと思います。ただ、そのことに気づかないで違う空間に行ってみることをできずに居ると、知らないうちにストレスが溜まってしまうこともあるでしょうし、言いたいことも言えないままという事もあるのかもしれません。

仕事で言うと、それが「飲みニケーショ」ンや、喫煙場所での「たばコミュニケーション」なのかもしれませんね。
偏った考え方なのかもしれませんが、小さな小さな体験から、そんな事を感じた数日でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました