ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

目標設定の仕方のヒントと、その後の関わり方

   

先日、研修講師のトレーニングの一貫として、研修を受ける体験をしてきました。その時の体験で、別の学びもさせてもらいました。

研修で、多くのチームが作られ、チームの対抗戦のようになりました。チ
というよりも、誰も「対抗戦」という戦いにしてないのですが、私達のチームが対抗戦になったのには理由があります。

それがチームで目指す目標を「ダントツになる」という事にしたためだと思います。
つまり、他を圧倒する「何か」を目指してみようということです。
そのための私達のルールは、「遠慮しない」「妥協しない」でした。

久しぶりのワクワク感と共に始まった研修でしたが、やっているうちに妙なことに気づき始めました。

それは他のメンバーから出た何気ない一言でした。
「あれ?他のチームが合格しなかったことを喜んじゃってるよ」
「何だか、不合格になってくれてホッとしちゃった」
という言葉でした。

その時にハッとしました。
「ダントツ」という言葉で、他と比べる自分達が居るんじゃないかということでした。

とは言え、よく出来たもので、チームメンバーに私達のチームにだけ講師トレーニングではなく、まさにその関連会社に入ったばかりの新人君が居たのです。

そのことによって、チームのレベルが揃わず、抱えている人前で緊張してしまう彼の自己解放に周りのメンバーが手を差し伸べ切れず、私達は最初の課題で順位が最下位になったのでした。

悔しさもありましたが、そのことによって「ダントツ」というのが、「学びの深さのダントツ」「妥協しないチームとしてダントツ」という自分達の中で、自分達が納得できる何かを探そうになれました。

つまり「ダントツ」という言葉が、「他と比べて」という他を意識しただけのものではなく、「自分達が納得できる」学びという事に変化させることができたのでした。

そのために、その新人君が一日で成長していく事に私達はコミットを置くようになりました。もちろん本人も納得済です。

どう支えるか、どう関わるのが良いか、誰の緊張を超えて明日に繋がる力に変えてあげられないか。

それぞれが私達自身と向き合う事ももちろんですが、それ以上に「人を成長させる事」に本気で関わりました。

あまりに本気になりすぎて、最後の課題でも妥協せず、他のチームを30分以上も待たせる事になってしまいました。けれども、最後まで妥協することなく、とことん自分達のテーマに取り組み、彼の成長に関わり続けました。妥協することなく・・・。

終わる頃には、彼は大勢の前で堂々と自分の言葉で、自分の意見を述べられるようになっていました。
チーム全体に達成感も広がりました。

けれども、終わってチーム以外の皆さんに目を向けた時に、多くの皆さんの視線が「良く頑張った」という温かさではないことに気づきました。

途中で感想やアドバイスもありました。
「僕達も応援に来たのに、何だか発表する人がチームメンバーにだけ話している気がする。僕達は要らないように感じる」
「何だか、支えてあげるというよりも、厳しいように感じます」
「人の価値観を変えるような事を言わなくてもいいんじゃないの」(他のチームからはそう見えたようなのですが、実は新人君が不合格で発表するたびに言う事が全く変わってしまう事に対して、メンバーが本当は何が言いたいのかを聞き出そうとこだわっただけなんですけれどね)など。

それでも、「妥協しない」と決めたからこそ、他のアドバイスも受け止めながらも、「ごめんなさい、妥協したくないんです」という思いで続けた結果、達成感はあったのもの、他のチームには「待たされた感」「つき合わせれた感」を感じさせてしまうことになりました。

他と比べるのが「ダントツ」ではない。
けれども、他を全く意識せず、自己満足するだけが「ダントツ」でもない。

そんな事を最後に教えられたような気がしました。

とは言え、もしもあの時、周りに合わせて「これでいいか」とか、「一緒に頑張った仲間だし、これからがんばってね」でその場で終わるような事をしていたら、きっと最後に「また会いましょう」「その先の変化を教えてくださいね」と言い合えただろうか。
そう思うと、「とことん妥協しないで、納得したものを創り上げる」という体験は、他に代えがたいなと思いました。
きっと、私達は最初の課題のおかげで「ダントツ」という言葉の先にあった「今後の可能性を広げる事」を、お互いに見ていたのではないかと思います。

比べる言葉を使う事で、多くの価値観が作用し、メリットもあるけれど、デメリットが大きい事も体感できました。
その先にあるものを意識したことで、これからも続く仲間と、自分の可能性を手に入れました。

比べるとしたら、今の自分とこれからの自分であり、他の人じゃないのですよね。
とは言え、企業内で働く以上は、他の様子も意識していくことは、忘れてはいけない。例えば他の部署の事であったり、お客様であったり、株主であったり。

他の声も大切にしながら、自分達の仕事に妥協しないって、かなり難しい事なのだなと改めて感じられた体験でした。

今、この難しさを打開するための特効薬は見つかってないのですが、私の中で「休憩」という事があることで、一瞬その枠の中から出てみる事ができるような気がしました。
「休む」ことも大きなヒントになるのではないかな。今はそう考えています。

あなたもついつい人と比べる事、言ってませんか。
それが悪いわけではなく、他の人にどんな影響を与えているかを観てみる事も必要かもしれません。

特にリーダーの皆さん、部下にどんな目標設定を望んでいますか?
それは、その人にどのような影響を与えているのでしょうか。

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