ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

春はリーダーの色に染まろうとする

   

昨日は中学2年生の子供達に結果として70分の授業を行いました。マナーの研修です。
これは私の大切な使命の一つでもあると思い、マナーによって変化してきた人達の話しもするために1時間で話す方もぐったりするほど集中して話します。特に毎年うかがっているその中学校では、先生方の意識も既に変化があるようで、学校に行くと真っ先に子供達の挨拶が聞こえてきます。習慣化されているのですよね。既に伝統となっているその挨拶以上に、何が必要なのか。なぜ必要なのかを語ってきました。その時にこの時期だから見られた光景についてお話します。これはリーダーにも教員の方々にも読んでいただきたいです。

昨日は4月にクラス編成が代わり、新しい担任のもと1ヶ月しか経っていないからこそ見られた光景でした。というのは、中学生への授業は定期的に行い始めてから既に4年目ですが、6月~9月での依頼が多かったため今まではここまで見られなかった光景でした。

それは1学年で7クラスある学校でしたが、クラスによって全く雰囲気がちがうのです。もちろん学年によっても全くちがうカラーがあるのですが、クラスの違いが色濃く出たのは初めてでした。
授業を行いながらも、そのクラスの違いにすごく興味を持ちながら、皆さんを観察しながらの授業になりました。

あるクラスは問いかけても反応がない。けれどもやることはしっかり取り組むクラス。このクラスの子達は夢はあるかとを尋ねると、大半の子供達があると応えていました。
別のクラスでは、何かを問いかけると積極的に声を発してくれます。取り組みも熱心に行ってくれます。このクラスもまた夢がある子が5割はいたでしょうか。
別のクラスは、話しを真剣に顔を見ながら聴けるクラス。このクラスは一人の子がムードメーカーなのか、その子の反応を皆が意識しているように感じられました。(後から先生に確認したところ本当にそうだとのこと)
別のクラスは、真剣に聴く子とそうでない子が別れていて、自分を大切にしている子が寄っているなというクラス。このクラスでは夢がある子は2割くらいの様子でした。
他のクラスは、みんなおとなしいけれど、最後までなんとかこの時間を過ごそうという感じが見受けられました。

話しを聴く事に中学2年生ですと、20分あたりでザワザワしたり、40分で限界が来る子がいるそうです。けれども素晴らしいのは、大半の子が最後まで話を聴いてくれたことです。それはいつもながら感動します。

そんな生徒達の色が分かれたのはなぜか。
授業終了後に先生とお話ができましたので、伺ってみたのですが、分かったのは先生の普段仰っている事に子供が染まろうとしているんだなという時期的なことが大きいということでした。
4月に入り、自分達のクラスをあるクラスのようにムードメーカーの子が作る場合もあるでしょうが、そうした影響力を与えるリーダーが見つかりにくい4月は、立場としてリーダーである先生のカラーがそのままクラスに反映されていたのです。
夢があると大半の子が手を上げてくれたクラスは、最後にお話をしてくださったクラスの先生だったのです。この先生は、私の話を聴かれるときも真剣に聴き、すごく生徒を信じて任せている様子も感じられました。
「クラス編成は公平に満遍なく行ったはずなんですが」と仰って私が分析した事にも興味をもって聴いてくださいました。その先生のカラーがクラスのカラーを作っていたんだと後から知ったのでした。

つまり、先生が普段から発している言葉も、そして日頃の先生の態度もまた生徒が無意識かもしれませんがまねているのです。まさにリーダーの色・カラーに染まっているのです。
生まれたての子供が成長する過程で育ててくれる親、特に母の影響を受けやすいのと同じ状態がチームを編成した後には起こっているのです。
心理学を学んだときに、人には「安全・安心の欲求」があると聞きました。その安全安心の一つが「安定」です。
クラスがそれぞれの個性を受け入れる前に、そのクラスでの安定を求めて、みんなが一つの色に自然と染まっていく。その色を作っているのが、先生でありリーダーであることが多い。時に元々影響力を与える子が居る場合はそのこの色に染まることもあるでしょうが、大半は先生やリーダーの色です。
その後、クラスでの安全・安心が満たされると、個性が出始めたりするのでしょうが、やはりまだ1ヶ月しか経っていない時期はちょうどその色がはっきり出ている頃なんだなと痛感しました。

ですから、春というのは何かと編成が行われたり、新しい人が加わったりが多い時期でしょう。
その時期には先生やリーダーの方々は、特に自分のカラーがチームを染めてしまう可能性があることも認識しておいていただきたいです。

カラーを決めてしまう春。自分はリーダーじゃないと思うあなたももしかしたら近くの人に影響を与えているリーダーになっているかもしれません。とても楽しい発見をさせてもらえた授業でした。

あなたがリーダーならば、周囲にどんな色をつけているのでしょうね。
春、あなたは一段と見られています。

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