誰がこのチームを変えていくの?

多くは語れないけれど、私の周りでばかり起きている事ではないことが判って、今は格闘しています。

いかに人を主体的に動かすのか。と良く言われるが、主体的に「動かす」自体が既に主体的じゃないんですよね。
敢えてネガティブな発言をしているのですが、「部下が主体的に動かないんだ」「上司が考えてくれない」「上司が指示を出さない」など、あっちやこっちのせいにしていることを、「自分たちで出来る事はやってみない?」と問いかけたら、こんな応えが帰って来ました。

「なんで私達だけがそんな思いをしなければならないんですか」
「今でも手一杯なのに、他にまだ何をしろと言うのですか」

言葉に詰まりました。なぜなら私もその一人であることを認識したからでした。私自身、この人達に何とかやってもらおうと思っていた事に気づいてしまったのです。

人に頼ろうとしていた自分に気づいて、まず自分がやって見ることにしました。「私がやらないのにこの人達に言えない」と思ったのです。

でも、その思いとは裏腹に、何をしたらいいのか、どこから手をつけていいのか、解らない事だらけでした。それでも動いていると、徐々に新しいことに気づいて、道が見えてきます。一人でやれないから、道が見えてきた時に仲間を誘う事にしていたのだけれど、既に見かねて何人かが仲間として一緒に動き始めてくれていました。

その仲間と共に、地道な事をしていくと(虚しくなるほど私たちの活動に見て見ぬふりをする人たちも居ましたが)徐々に仲間は増えてくるものですね。
結果として、最初にやりたかった取り組みは、違う形で実施されていたのです。

ワタミの渡邉美樹会長が「こうした取り組みは一人の思いから動き出す」と仰っていたのを、色んな場面で思い出します。

そんな体験をして、頭で解っているはずの私も、やっぱり人に頼り、「あなたお願い!」になっている事って沢山あるんだなと感じました。

今もいくつかのチームでリーダー的仕事をさせていただいています。メンバーとして活動しているチームもあります。外部からコーチとして関わっているコーチという仕事があります。
これらのチームで私は主体的に関われているのだろうか?「つもり」だけになっては居ないだろうか。

もう一度考えて、変えたいなら自分が主体的に関われる事をすればいい。それが大変な事だとしても、自分がしたい事ならやっていけるはず。
きっと他の人達もそうなんじゃないかと言う思いと、自分への戒めを含めて、ちょっと批判的な言葉も使いながら書いていました。

あなたが変えたい事は、誰が変えていくの?

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