淘汰されない人や企業とは

淘汰されない人や企業には分かりきった共通点があります。それは「思いやり」でしょう。
「なあんだ、そんな事か」と思うかもしれません。しかし、形にするのはそんなに容易い事ではないことはあなたも感じているのではないでしょうか。
そんな事を自然に出来ている会社や人には何があるのか、分かりきったことと触れ合った人、そして自分を振り返りながらまとめてみました。

ホスピタリティと言われている昨今、相手への気遣いや心配りが大切であることは頭では分かっているのではないでしょうか。でも、実際に出来ている人は5%程度だそうです。こうした会社が勝ち組となり、またこうした人が色んな場面で成功者となっているのが現状です。
その方々と私たちとの違いは何か。

私は、本を読んで、この本すごいなと感じるとすぐにその人に会う機会を探します。なぜなら、本に書いてあるのは一般的なことになってしまったり、本人が気付いてない部分に本当の秘密があるのだと思うから、その人そのものに接してみたいと思うからです。
研修などでたまたま出会う「この人は大物になりそう」という自分の直感があるとすると、その直感はどういう部分からだったのか、また探ってみたくなって近づいていくこともあります。
そうした中で発見したことが、以下の5点です。(もっと細かくあるけれど、大きく代表的なものをご紹介)

◆明るい
 作った明るさは、ふとした表情に表れます。しかし本当に明るい人はいつでも明るいです。
 仮に懇親会などに参加しても人格が変わるような方はいらっしゃいません。普段から明るい方です。
 明るさは、表情で見えます。特に頬がペッちゃんこの方は、その場限りの笑顔の方が多いと私的分析。
 大橋禅太郎さん、武沢信行さん、朝倉千恵子さん、マダム路子先生、渡辺美樹会長、皆さんがご存知の方もいらっしゃるでしょうが、この方々、皆さん明るいし、ユーモアもある。厳しいときは厳しいですが、皆さん温かな優しさと明るさをもっていらっしゃいました。尊敬。他にも尊敬する方々はこうした部分は共通していました。

◆正直
 あまり裏表がありません。特に失敗談なども前向きに捉えていける方が多いので、そうした自分のお話をネタにされることもあります。そうしたことは他にも多くの方々されていますが、この方々は、特に今のプラスの感情を言葉にしてくださいます。マイナスな感情のときは自分の気持ち部分を仰って他人を批判されるようなことはそんなにありません。仮にあるとしたら、考え方の違いなど「自分はこう考えるけれど」という自分が勝手に感じているんだという事を前提に話してくださいます。それが「安心して話せる雰囲気」につながっていると感じています。
 とは言え、基本的には感情はその場で起こるものなので、今の感情についてだけ話されて、過去のことにこだわる方は少ない気がします。感情を大切にされているのは、近寄りがたさを無くしてくださいます。

◆他の人の話に耳を傾ける
 私はすごい!と思っていらっしゃる方は皆無。結果は残していらっしゃいますので自分のマインドを保つために自信や誇りをもっていらっしゃるのでしょうが、表にそのことが出ることはありません。
 どうされているからそう感じるのか。周囲の人の話を真剣に聴いてくださいます。話が長いと「もう少し短く話して」とリクエストされる場面も見られましたが、最後まで聴くよという姿勢は変わりませんでした。いつまでも学んだり、他の方の声を利くことを忘れない。だからみんな自然と寄っていくのだろうと思います。

◆思いやり
 本当に思いやりのある人は、思いやるとその相手がどんな表情になるのか、どんな気持ちになるのかを知っている方だなと感じました。つまり、最初から相手のためって思えているのかは分かりませんが、相手からの反応で自分自身も元気になれることをご存知のような気がします。それが習慣になった時に、相手の反応なくても相手のために何かできる事を探すというプロセスをもっていらっしゃるように感じました。中には最初から「私が何とかしてあげるよ」という思いの方もいらっしゃいましたが、プロセスがある人が大半でしたので、私達でも真似できますよね。ちなみに私も今は完全に習慣化しました。周囲の方のお役に立てるのがすごく嬉しい。

◆自分を知っている
 前の思いやりにもつながりますが、「いったい自分に何ができるのか」「相手に何をしてあげられるのか」を詩っていらっしゃるのが共通でした。自分ができる範囲で自分が出来る事を無理をせずにする。そのためには自分を知る事も大切な事ですよね。「私ができるのかここまで」「私はこれだったらできる」「無理ない程度はこのくらい」などという言葉が出てきます。自分を全て知る事はできなくても、自分の活かし方は考えていらっしゃるんだと感じました。

個人レベルで感じたことはこんな事でしょうか。どうですか当たり前のことでしたか。私は「そうだよな」と思っても、真似は結構大変です。5つ目はまねではなく、個性を見つけることに値します。3つ目までは何となく発展途上ながら真似している段階。5つ目も探してみたいと思います。

これは、企業にも当てはまると思っています。
企業の個性は大切ですが、その前に4つは当てはまっていますか。それと同時に5つ目がある。少なくともお客様を相手にしていらっしゃる企業様では欠くことのできない部分ではないでしょうか。

単純な事ほど難しい。でも、難しいといってあきらめず、こういう時こそ「人と人が接して成り立つ社会」なのですから、心の部分を見落とさず、成長していきたいものですね。
少なくとも私はそう思っています。

あなたは、あるいはあなたの企業は、上記5つを持っていますか。

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