チームの話し合いで忘れてはならないもの

きっと話し合いの際にもめてしまったり、結論がでたりしなくて、もどかしい思いをされたのこと有る方はいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時に見えなくなってしまうものがあります。

それは、目的とゴール。と言いたいところですが、これは最低限大切なものでしょう。
しかし、その他に忘れてはならないものが、二つあると私は感じています。

一つは感情です。
最近、感情を忘れないでというお話をさせてもらっていますが、そこに居る人達が尊重されなかったら、出る意見も出なくなります。言える雰囲気を作ることで、より話し合いの質も向上すると考えています。
ですから、そこに居る人の感情は無視できないものだと私は考えています。

そして、もう一つが「先のゴール」です。
目的やゴールは、今を拠点に向けられていることもあるかもしれません。
しかし、もっと先のゴールイメージがあると、今だけで議論をしなくて良いので、対立してどっちつかずになることも少なくなると感じています。

とある企業様でも、幾度と無く繰り返されていた議論ですが、立会を依頼されてみると、どうも議論の目的とゴールは見えるのだけれど、その先にどうしていきたいのか見えなかったのです。
私は、リーダーに確認しました。
「このゴールを達成した後に、数年後はどうしていたいですか。」

すると、数人が
「あれ?そこ?」
「やっぱりね。確認の必要はないよ」
「そう思っているなら、この議論の方向性が自然に見えてくるじゃん」
などと、ため息にも似た声が聴こえてきました。
つまり、先が見えたことで、今向かっているゴールが通過点であることを認識すると、今した方がいいことや議論の結果が、AでもBでもなく、CかDだという事が見えてきたのです。

やっぱりねの人に話しを聴いてみると、ずれているのは解っていたが、誰一人そのことに気づいてなくて、議論に参加するきがなくなっていたんです。との話しだった。

ゴールのその先のゴール。
今の話し合いにもまた先がある。
そのことに目を向けると、話し合いが止まってしまった時の道しるべになるのだなと感じました。

きっとこればかりではないとは思いますが、「通過点」という視点を持つことの大切さを更に感じた出来事があったので、ここに記しておきます。

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