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リーダーとしての一歩の私の失敗

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私が仕事上で初めてリーダーを任された時、私の部下は年上の人でした。
採用時点から関わらせていただいて、素晴らしい方であることは解っていたので、安心もありましたが、彼女は私の意図してなかった辞め方をしていく事になってしまいました。しかし、彼女が教えてくれた事は大きかったです。今でも感謝しています。

初めてと言っても、仕事的な役割として既に現場を動かすという意味ではリーダー的な役割はしていたのですが、部下として初めてリーダーを任された時、部下は私よりも一回り近く上の方でした。

スキルもあり、物腰も柔らかく、リーダー経験もあるとの事。私が教えてもらう事が多いと思い、上司と相談しすぐに採用となりました。
しかし、子育てのブランクがあり、その間に事務の仕方もパソコンのバージョンアップなどもあり、その人にとっても、私にとっても新卒の方と同じような状態でした。

とは言え、私は経験に勝るものはないと思って、彼女に最初からルーティンではあるけれど、大切な仕事を任せてみました。仕事の仕方は構わないという事でお願いをしました。
ところが、申し訳ないけれど、できないのです。その事に没頭するあまり、お客様がいらっしゃっても顔をあげることもできない。お願いをすると嫌そうに対応をする。お客様の前に居ると意識できる時だけ満面の笑顔だけれど、お客様も見抜いている事が伝わってきていました。

年上だから、指導するのもどうかと思ったり、慣れればできるだろうと思って、様子を見守っているものの、どうも仕事も貯めこんでしまう。私に聞くこともできないのです。お互いに年齢や経験を意識して、教える側も、教わる側も壁を持ったままでした。

しかし、元々スキルの有る方なので、時間はかかりましたが仕事ができるようになってきたのですが、それだけで仕事が終わってしまうので、次の仕事を渡したいのですが、渡せないのです。パートさんだし、結局その時間の仕事に集中させてあげる事で、その人が満足する仕事ができればいいのだろうと思っていました。
お昼も実家が近いこともあり、一緒に食事をすることもなく、ただ一緒に働く仲間として居たのでした。

そんな状態で1年以上が過ぎた時、彼女がやめたんです。現場の人にあらぬ噂を流して、その現場の人が怒鳴りこんできたために、彼女のやっていた事が発覚し、居づらくなってしまったのです。
あらぬ噂とは、私がこんな事言っているとか、事務所ではどんな話しがされているなどという話しなのですが、明らかに彼女の悪意が入ったデマでした。とは言え、彼女にはそう聴こえてしまっていたのかもしれません。

けれども、そうしたどなり込んできた人のおかげで、それがデマであることも現場に伝わり、彼女自身が会社に居づらくなってしまったのです。

これは一方的な私や私の上司から見た見解でしたが、彼女が辞めていく日にお願いして「なぜこんな事になったのか」「今、私が次の人を迎えるために気をつけて行くべきことは何なのか」という事を私が、彼女に接してきた接し方の反省も伝えた上で、正直に話して欲しいとはなしてもらいました。

すると、彼女が「私はここに働いていて、楽しくなかった。仕事は楽しむものだと思うのに、全くつまらない。私は現場の人達を小林さんよりも良く知っていると思います。」と意味深な言葉を残して去っていったのです。

その言葉を自分なりにすごく考えました。言いたくない事を言ってくれた彼女に感謝するなら、それを活かす事だからと思いました。その上で、私が彼女を追い詰めてしまった原因が見つかりました。

それは、彼女の仕事や、彼女の情報などは知ろうとしていたけれど、彼女の感情に関しては見ていなかったのだろう。
彼女がどうしたいのか、彼女の思いを聴いてあげていなかった。
彼女と、どうしたらこれから彼女が成長できるのか、彼女の価値観を大切にできるのか話していなかった。
結局、自分が忙しすぎることを理由に見ようとしてなかったのだと思います。

そして、現場の人達にも同じだったのかもしれません。現場の人達の事の情報は結構知ろうとしていました。家族構成や抱えている問題。仕事の状況など。でも、感情には触れたことはありません。
話しかけるのも、一瞬だから、関わっているというよりも遠くにいる存在のままだったのでしょう。

任せる事が最善だと思いすぎて、彼女が聞きたいだろう事も聞かせてあげられなかった。忙しいフリをしてしまっていて、私から彼女に「今の進捗はどう?」とか「困っている事ない?」と聞いたとしても、「ないだろうけれど・・・」という前提のもとに聴いていたから、聴きにくかっただろうな。

そんな事が真っ先に浮かんできました。彼女の責任ではなく、私が彼女を追い込んでいたんだろうなと。私をいじめたくなる程、嫌だったんだろうなと。それでも仕事はしっかりやってくれた彼女に感謝でした。

その彼女のおかげで、次の人にはそのことを活かして接する事ができました。
リーダーだって成長していくんです。彼女が居る間にも、私も成長していただろうけれど、彼女はそれを認めようとはしてくれませんでした。それも私が接してないから、伝わるわけもありません。

「リーダーは孤独」とは言いますが、本当にそうなのでしょうか?

私が彼女から教わったのは、リーダーは孤独を選んだだけであって、孤独ではないのではないでしょうか。
今日の内容とは少し違う見方かもしれませんが、私は今はそう思っています。「仲間」なんですものね。

成長を認めるのは上司が部下に対してするだけでなく、きっと部下が上司に対しても感じてくれているものもあるはず。それを評価になっちゃうから部下は言わないだけで、感じさせてあげられる関わりがあるかも大切なのかと。

私が彼女に教わったのは、「人」と付き合う事の大切さです。
私はきっと、感情を無視してしまっていたために彼女を追い込んでしまった。それが私の失敗。
だからこそ、スキルも、モチベーションも大切だけれど、そこには「人」としての感情を忘れたくないと考えています。それでも忘れがちになってしまうから、私もまだまだ発展途上ですけれどね。

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