失敗した時のままのその人じゃないのに・・・

頭で分かっていても、そうだよね大切だよねって程度。でも本当に納得できるのは、実は失敗した時なのではないかと私は感じています。だから子育ても部下育成も多くの失敗から学んだ事が多い。そして、自分自身に関しても今の私は失敗経験から成長をしている。
となると、失敗したときに私しか知らない人は「あの人は○○な人だ」っていまだに思っているのでしょう。それも淋しいことです。近くに居る人にもあなたは決めつけをしていませんか。

例として、私の時間管理です。
自分だけの時間管理であれば、仮にトラブルが起こっても変更は可能です。しかし、相手があってのことだとそうはいきません。そのため、早め早めに動いたり、ゆとりをもって時間管理をする事が大切になります。

と、頭で分かっていても、どうしても少しでも自分のやりたいことを終えてから・・とか、早めに次の予定に・・とか考えてしまうゆとりのない私。
研修講師やコーチングの時は、遠くであれば1時間以上前に近くへ移動し、どこかで時間を潰しています。食事だったり、本を読んだり、再度流れを確認したり。乗り継ぎがあるような場合は2時間以上前に移動していることも多いです。現地には30分前を目処に入ります。これは、公共交通機関に乱れが合った時に、ご迷惑をかけたことがあってから、一段と早くなりました。当時でも2時間前に入る予定がギリギリになってしまったのでした。
これは完全に失敗から学んだ事でした。迷惑をかけて初めて本気で「次からはこうしよう!」と思えたのでした。
念のため申し上げますと、30分前には入るようにしていたのですが、その時間に現地入りをしていたという事です。それさえ遠いときはリスクがあると学んだのでした。

頭で分かっていても、実際に学ぶのは成功した時よりも失敗した時です。
そのため、失敗した時のまま、「あの人はこういう人だ」と決め付けるのは違うと思ったのです。前は失敗したかもしれない。けれども今度は大丈夫と信じてあげることが部下や子供を育てるときには大切だと思えるようになりました。

娘には言ってあることがあります。それは、「失敗するのはいいのよ。次に失敗しないようにどうするかを一緒に考えていこうね。だからいっぱい失敗しなさい。」
子供は素直ですね。自分の思うままに動くようになりました。そして、その時は失敗とさえ思っていないのです。その後失敗してみて、「あれ?」って気付きます。「お母さん、○○なんだけど」と隠さず、失敗した事実を伝えてくれます。その後、二人で次はどうしようかと考えます。すると娘は娘なりの対策を立てます。それを支援して、またスタート。

どんどん成長しています。
部下もまた、同じように問いかけていました。次はどうしたらいいかなあ?失敗してもいいから、次の成長を信じてあげること。これが大切だと私は考えています。
決め付けず信じる。既にされている方も、頭で分かっている方もいらっしゃるかと思いますが、ここに書かせていただきました。

あなたは失敗した人をどんな目で見ていますか。
その後、どう接していますか。

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