組織マネジメントの原点は何か

昨日(2011年9月29日)は、ドラッカーの著書を多数出版されています佐藤等さんの講演でした。その中で、ドラッカーのおっしゃる言葉を引用しながらの1時間半は、得るものばかりで大変有意義でした。その内容は、別の機会にお話するとして、その中で「組織マネジメントの原点」とも言うべき、根っこについて、色々お話がありました。

まだ実践に至ってないので、どの言葉も大切に思えて仕方なく、必死にメモをとりました。が、知識を得ることが大切なのではなく、知り得た情報を使って始めて知識となるのだと仰っていました。これが伴わぬまま、私が語っても、いまいちだなと思いますが、その中で大切にすることをお話されていました。

それは、セルフマネジメントです。組織は、個人にとっては個人の成長のために組織が存在するとドラッガーさんがおっしゃっていたそうです。
その5つのポイントが以下の通りです。

エグゼクティブの心得(「経営者の条件」より)
1.時間を管理する
2.貢献を重視する
3.自らの強みを知る、活かす
4.最も重要なことに集中する
5.成果のあがる意思決定をする

こうした事を実践している人が少ない。実際に集中して、そのことを習慣化するまで行えば、道は開けるとおっしゃっていました。それが組織マネジメントには必要で、個人と社会を結びつけるのが組織であり、組織は個人と切り離す事はできないとも仰っていました。

頭でも漠然としか解っていないのかもしれません。
けれども、原点としては「活かす」という言葉が何度も佐藤さんから語られていました。
多くの事がいろんな場面で語られたとしても、「個人」が大切に扱われてないと組織は成立しない。個人の強みを知り、弱みを中和しあい、強みを活かしあう事ができるようにするのが組織マネジメントである。そんな風に私は聞き取りました。

だからこそまず「個人」。
そうなんだなと改めて「個々を活かす」というコーチングの話しと結びついて心地よく耳に残ったのだと思います。
社長・専務と言われる方々のコーチングも、こうした事もひとつのテーマになり得るのだろうと思います。

あなたの強みは何ですか。
何を磨いて成長していきますか。
結果として、どんな組織に貢献したいですか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました