ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

ライバルの存在の大切さ

   

子供の運動会を見ていて、改めて感じさせられたことがあります。

それはライバルの存在の必要性です。
保育園に通っていた頃は、まだ自分の事で精一杯で、でも一生懸命応援したりしながら、素直に同じ事に燃えている子供たちがいたのに、小学生になった途端に、紅白に分かれていてもなかなか応援に熱が入らない。親の方が燃えている状態がありました。けれど、これは私の勘違いでした。今年の子供の運動会は生徒も親も燃えました。何が違うのか。

昨年を思い起こしてみると、明らかに勝負が最初の方で差が付きすぎて決まってしまったように見えていたのです。だから、団体よりも個人に目が行く状態がありました。しかし、今年は数点しか変わらない状態で、抜きつ抜かれつだったので、生徒たちも親も、思わず「赤だ」「白だ」と熱を帯びていました。

同じレベルで競う人達が居ると、自然に「負けていられない」「勝ちたい」と思うのでしょうね。じゃんけんで白熱するような状態です。同じ土俵の上に乗っている感覚があるのかなのでしょうね。

以前、フィギアスケートの高橋大輔さんは、自分と一緒に練習してきた荒川静香さんがオリンピックで金メダルを取った事で、「一緒に練習をしているのに、何なんだ。この差は!」と、「俺だって!」と奮起したというお話を伺ったことがあります。
結局、頑張れば勝てたかもしれない。勝てるかもしれない。自分も同じ事ができるかもしれない。という思いが大切なのだろうということです。

中学生の頃、同じ中学の同じ地域の中学のバレーボール部と試合をして、5点も取れなかった時、悔しくて悔しくて、絶望したというよりも、初めて「私達と何が違うんだ!」とチームメンバーとミーティングを開いた事がありました。それ以来、練習の仕方の熱が変わり、中学生活最後の中体連で、市内ではありますが優勝までする事ができました。

前の職場で、担当が私に変わった途端に「女に何ができるんだ!」と前任者と比べられました。けれども、職場内での前任者が私と違うとは感じてなかったので、性別だけで何かを言われてしまうことが悔しかったです。それまで営業を経験したことのなかった私が、本気で営業の仕事に打ち込むようになったのは、この体験からで、今では辞めてもなお、仲良くしていただける間柄にもなりました。

自分の体験を振り返ってみても、今回の娘の運動会を振り返ってみても、「同じレベル」と思える相手と自分自身が比べて見ることによって、良いエネルギーかどうかは別として、やる気に火がつくように感じました。これがライバルの存在の大切さなのかなと。
きっかけはそこでも、成長を実感することで、他のところにモチベーションの源を変化させてあげることもできるかもしれませんし、まずは火をつけてあげたい時には、比べる相手が居ることも大切なのかもと思いました。

コーチングでは、他人と比べるのではなく、自分の過去からの成長を認めるという事もしますが、なかなか火をつけられない時には、「相手がやれるなら、私だってできる」「同じレベルならば、勝ちたい」という事だって、一時的には起爆剤になるのではないかと思います。
仮にそこで負けたとしても、相手が勝つシーンを見ることは「自分だってそのシーンを味わえたはずなのに悔しい」という思いに変えられるかもしれません。

コーチとしての発言ではないかもしれませんが、そんなライバルを見つけてあげることを望む人も居るのではないでしょうか。人によって違いはあるのでしょうが、一つの方法としてありかなと私は考えています。

子供たちの必死に頑張る様子を見て、なんだか胸が熱くなった私でした。
今日こんな事を話しながらも、紅白のリレー選手で補欠になってしまった娘が当日まで悔しがっていたので、「結果も大切なのかもしれないけれど、自分の力を精一杯出している様子がお母さんは好きだよ。練習してきた事を目一杯出して、楽しんでね。」と朝は娘を送り出しました。
その言葉通り、娘は本当に目一杯やり尽くしていました。
「よく頑張ったね。素敵だったよ。」と言う私に、娘は「お母さん、もう6回目だよ。」と嬉しそうに、ちょっと飽きたように言っていましたが、何度でも伝えたくなるほど頑張れたのはどうして?と改めて聞くと、娘が言いました。「負けっぱなしは悔しいから」
私の朝の言葉が伝わったわけではなく、悔しさがバネになっていたのですね。勝負に拘らない子だったのに、こういう体験もいいのかもと思えた出来事でした。

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