ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

駄目と決め付ける前に・・・

   

仕事をしていると、「あいつは駄目だ。使えない」とか「この仕事が合ってないんだ」と言う言葉を耳にする事があります。けれども、その前にちょっとだけ一休みしてみませんか。

そこまで至るにはきっと色んな事を試してみて、関わってきているのでしょう。ですから、その判断が合っているのかもしれません。ただ、ちょっと違う角度から見てみてからの判断はいかがでしょうか。

以前の職場でも人手が足りなくて雇用した人が「アノ人は使えない」と3日も経たずに判断されることもありました。そんな時に、人事部としては「せっかく採用した人なのに」という思いはありますが、現場の判断なので聞かざるを得ないと思っていました。しかし、経営者がこう一言おっしゃったのです。

「猫の手も借りたいと言う言葉を知っているだろう。実際に猫が来て何ができるんだ?その猫をどう活かすかが現場のリーダーの仕事だろ!人の判断を下す前に、どうしたら活かせるかを考えてやってみろ!」と。

この一言は衝撃でした。
私にも部下がいましたが、部下の評価はしますが、活かす事を考えているかというと、それほど彼女を観察もしてなかったし、自分が望む事をそのとおりにやってくれる人を望んでしまっていたからでした。
でも、彼女には彼女の個性があるんですよね。それを「ここまで」って烙印押していたなと。

現場の人は現場の人、私は私で、部下をどう育てるか、どう活かすかの自問自答の日々でした。けれども、応えを出せたのは、結局部下だったのです。
駄目と決めつけていた時には、「やっぱりこれも駄目か」「こっちも駄目か。こりゃ駄目だ」なんて思ってしまったこともありました。
でも、この人は●●という才能があるから、こうした方法が合っているかもと教え方を変えてみました。また、数字が得意でグラフや表にする事で変化を一覧にするのが好きな私と違って、彼女はどうやら色が大事らしい。自分の仕事の一部を手伝ってもらうなら、色にこだわってもいいよって伝えてみようかなと仕事のやり方や指示の仕方も変えてみました。

すると、今までなかなか出来なかったはずのことが覚えられるだけでなく、楽しんでやってくれるようになり、ゆとりも生まれてきました。

私が駄目と決めつけていた人の育った環境では大切にされ、叱られた事がないので、厳しく伝えると「怒られた」という印象しか残らなくて、指示は伝わってないこともわかり、親に育たられたように認めながら指示を出すようになりました。すると、ぐんぐん更に成長し始めたのです。

ふと思いました。
「この人にはここまでしかできないだろう」
と決めつけて見ていた頃には、それまでの人だったけれど、
「こんなに彼女にあった方法を見つければ、私以上に成長してくれそうじゃない。私もうかうかしてらんない。」
とまで思えるようになっていました。結局、同じ土俵で相撲をとるような仕事が望まれているとは思っていないので、私の仕事は彼女に任せて、私は別の仕事を作って仕事をできるようになりました。

最近、とある経営者が「アノ人はこういう人だから、嫌われているんだよ」という話をしていましたが、いざ、その対象者と話してみると、全く違うのです。その事を報告するとその経営者の方は「なんだか色眼鏡でみていた可能性もあることに気づけました。明日からもう少し、相手を観察して、あまり色眼鏡をかけないでみてみたいと思います」とおっしゃっていました。
その数日後、連絡があり「どうやら、色眼鏡でした。彼ほど会社の事を考えている人はいないかもしれない。なんで今まで気づいてあげられなかったんだろう?でも、やめちゃう前に気づけてよかったよ。もう少しでやめられるところだった。」とおっしゃっていました。

私も含め、ついつい色眼鏡ってかけちゃいますよね。でも、その事で「駄目」って決めつけてしまうのは、お互いのためにも不幸なのかもしれません。色んな角度から見てみてからの判断でもいいんじゃないでしょうか。
まあ、ビジネスだとその猶予さえ短期間になってしまうのかもしれませんが、ひとつの物の見方で判断することが、決して正しいわけでもないなと私は実感しました。

駄目って決めつけてしまう前に・・・どうですか。

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