ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

チーム内だからできること、できないこと

   

チームを作って、リーダーが「チーム内だと難しいんです」と仰ることの一つが教育や養成のようです。しかし、チーム内にいるからこそ出来ることもあるけれど、「難しい」と考えられた瞬間に、全て外部となっている気がしています。私が内部からも外部からも関わったことがあるからこそ感じることがあります。


それは、できることとできないことがあるとしたら、内だけでもなく、外だけでもない状態を作っていくことが大切ではないかという事です。
当たり前に聴こえるかもしれませんが、この連携がいつも試行錯誤の段階であるのも事実です。

以前の会社で、入社して数年した時に社長からお願いをされました。「他の社員ならまだしも、どうしても○○だけは、俺が冷静に見ることはできない。期待もあるし、どうしても近づきすぎてしまって感情が出てしまう。だから、○○の教育係は任せる。何とか育ててやってくれ。」と。
正直、重荷でした。自分の成長をメインにしていた時期でした。それが社長が期待している人の教育係を仰せつかったわけです。でも、私を信じてくださる事に応えようと思い、すぐに「育成」に切り替わりました。周囲はそんな事情も知らないので、育成する対象者が男性であったことから、誤解をされることもありました。
でも、軸はぶれませんでした。「この人らしさを活かしたリーダーに育てること」でした。会話もいっぱいしました。基本的な考え方を議論したり、受け留め方を話し合ったり、チームのまとめ方を一緒に考えたりもしました。外部との接触が苦手な彼を、研修などで外部に連れ出したりもしました。
「あれもだめ、これもだめ」という彼が、大きく変化したのは、お恥ずかしいことに私が会社を離れてからのことでした。

何だかんだと言いながらも、責任は私がとっていました。緊急時には私が対応しました。私だけがやっている部分もありましたので、その部分に関しては、上司と部下でした。
けれども、私が会社を離れると、責任も緊急時も自分で判断しなければなりません。最初の頃は良く電話がありました。「どうしたらいいですか?」「こんなの僕には無理だよ。」という彼に、「今まで一緒にやってきたでしょ。出来るから、やってごらん。」と言うしかありませんでした。内部ではないので、彼を信じてあげることしかできなかったのです。

結果として、彼はやり遂げました。多少のフォローはしましたが、ほぼ自分で考えて行動しました。自信もついてきたのでしょう。徐々に電話の回数も減り、今では社内の話しをすることはなく、リーダーシップについて、たまに激論するくらいです。

チーム内に居るときには、毎日毎日、成長を認め、フォローをし、責任を持つ代わりにチャレンジをどんどんしてもらうことはできたのです。しかし、外部からはこれからのことは、コーチでない限りはなかなかできないと私は思います。
けれど、外部だからこそ、自分の力でやれた自信をつけさせてあげることはできるのかなと。いえ、実は外部からは何もできないのかもしれません。考える時間や、振り返る時間をとり、新しい知識を増やし、やってみようと思える力を養うだけなのかもしれません。日頃どっぷり業務の中に居ては見えないものを見る時間を作っているにすぎないのかもしれません。

けれども、この両方が必要なんだと私は考えています。
その彼は、今も成長しています。社長との約束はもう卒業しても良いのでしょうが、まだまだ約束を果たすレベルには達していないのかもしれません。外部から、自分を振り返る時間を作ったり、一緒に知識を増やす時間を作ることで関わっていこうと思います。

そして、今、私は研修先やクライアントさんなど、研修講師として、コーチとして、多くの皆さんと関わるようになりました。前の職場の彼のような存在が、沢山居るんだと勝手に感じて、一回しかお会いしてなくても気になっている方は沢山います。またどこかでお会いした時に、成長した点を伝えられる自分で居たいと思います。

内部で関わる方々には、是非、外部との関わりの前も後も、その対象者と向き合っていただきたいと願います。
自分が外部からだからできなくなってしまった点をお願いしたく、言葉にしました。

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